フリーのディバラ争奪戦を制したのはローマ！　3年契約で背番号「21」

ローマは20日、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの加入をクラブ公式サイトで発表した。

　6月30日の契約満了に伴いユヴェントスを退団し、フリートランスファーとなったディバラ。インテルやナポリなども獲得に動いていたが、ローマが争奪戦を制してアルゼンチンの“宝石”を手に入れた。契約期間は2025年6月30日までとなり、背番号は「21」に決定。これに伴い、今夏加入したセルビア代表MFネマニャ・マティッチは背番号「8」に変更となる。

　現在28歳のディバラは、母国のインスティトゥート・コルドバでプロデビュー。2012年夏に加入したパレルモでも活躍し、2015年夏に3200万ユーロ（約45億円）＋ボーナス最大800万ユーロ（約11億円）の移籍金でユヴェントスに加入した。ユヴェントスでは公式戦通算293試合に出場し、115ゴール48アシストを記録。5度のセリエA優勝、4度のコッパ・イタリア優勝、3度のスーペルコッパ・イタリアーナ優勝、2016−17シーズンのチャンピオンズリーグ準優勝に導いた。

　2019−20シーズンのセリエAでは11ゴール11アシストを記録し、リーグ年間最優秀選手賞にも輝いた。しかし、ここ2シーズンは負傷の影響で稼働率が低下。ユヴェントスとの契約延長交渉はサラリーをめぐって合意に至らず、7年過ごしたビアンコネロを去っていた。

　加入決定に際し、ディバラはローマのクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「この契約書にサインするまでの日々は、本当にたくさんの感情でいっぱいだった。ローマがどれだけ僕を欲しているかを示すスピードと決断力が、すべてを変えたんだ。そして、ジョゼ・モウリーニョ監督と一緒に仕事ができることは、とても光栄なことだ。対戦相手として、僕はいつもローマのファンが作り出す雰囲気に感心してきた。このシャツを着て彼らに敬意を表する機会が待ちきれない」