JR可部線、コロナ禍を経ても混雑が激化 - 2021年度の混雑率132%に

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2022年07月23日 17:41  マイナビニュース

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国土交通省が2021(令和3)年度における都市鉄道の混雑率調査結果を公表。広島県内を走るJR可部線は昨年度に続き、可部駅から広島駅までの区間において2021年度の混雑率132%となり、全国的に見ても高い混雑率となった。


可部線はかつてロングシートの通勤形電車105系を中心に列車を運行していたが、2015年から新型車両227系による置換えが始まり、2019年にすべての列車を227系に統一。広島地区の227系は片側3ドアで転換クロスシートを備え、可部線の列車は最大4両編成で運転される。

2017年3月に可部〜あき亀山間が延伸開業した後、2017年度の可部線の混雑率は110%となり、この時点で広島地区の山陽本線や呉線と比べても高い混雑率だった。2018年度、可部線の混雑率は122%に上がり、2019年度も混雑率は122%のまま。2020年度、コロナ禍の影響で三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)など混雑率が大幅に低下したにもかかわらず、可部線の混雑率は132%に上がり、混雑の激化をうかがわせた。2021年度も、可部線の混雑率は132%に。日暮里・舎人ライナー、西鉄貝塚線、JR武蔵野線に次ぐ全国有数の混雑路線(JR埼京線と同率)となっている。



可部線の混雑が激しくなっていることを受け、JR西日本は今年3月のダイヤ改正で4両編成の列車を増やし、平日朝(6〜8時台)に広島駅へ向かう上り列車、平日夕方以降(16〜19時台)に広島駅を発車する下り列車をすべて4両編成で運転しているという。



なお、広島地区の他のJR線(山陽本線、呉線、芸備線)はいずれも2021年度の混雑率90%未満に。広島電鉄は2021年度の混雑率87%、アストラムラインは2021年度の混雑率100%となった。(MN 鉄道ニュース編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 國鐵廣嶋の時代から、可部から南はけっこう需要があったからね。三段峡辺りとはギャップがありすぎる感があったな。
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