Ado、『ONE PIECE FILM RED』歌姫・ウタの「人間くさいところは自分と似ている」

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2022年08月06日 09:11  クランクイン!

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写真『ONE PIECE FILM RED』より歌姫ウタ (C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
『ONE PIECE FILM RED』より歌姫ウタ (C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
 2022年7月22日、「週刊少年ジャンプ」での連載が25周年を迎えた超人気コミック『ONE PIECE』。そのアニバーサリーイヤーを盛り上げるように、この夏、劇場版アニメ『ONE PIECE FILM RED』も公開。本作のヒロイン、歌姫ウタの歌唱キャストとして歌い手・Adoが参加。楽曲を提供したアーティストもそうそうたる面々で、大きな話題になっている。ウタの歌唱キャストという大役を果たしたAdoに、作品への思いを語ってもらった。

【写真】Adoが歌唱キャストを務めた歌姫ウタのパフォーマンス! 『ONE PIECE FILM RED』場面カット

■ウタは自分とは真逆の存在だと思った


――漫画&アニメ『ONE PIECE』とAdoさんの接点は?

Ado:『ONE PIECE』は私が生まれる前から連載されていて、幼い頃からテレビをつけるとアニメが放送されていたり、『ONE PIECE』好きの子たちも周りにいたり…とにかく、いろいろなところで『ONE PIECE』を見かけてきました。でも、歌い手として活動している自分が、こんな大きな作品に関わることは想像もしていなかったです。今回、「『ONE PIECE』の話が来たよ」って言われた時には、ビックリしました。

――しかも今回、赤髪のシャンクスの娘で、映画のヒロインである歌姫ウタの歌唱キャストでの参加になります。最初にウタのキャラクターをご覧になった時はどう感じましたか?

Ado:「こんなにカラフルでかわいい子なんだ!」って思いました。性格や設定に関しても元気なキャラクターだし、お茶目な女の子で。このビジュアルに私の声が乗るとは最初は思えないくらい(苦笑)。それが正直な感想でしたね。

――ご自身とウタに共通する部分は感じましたか?

Ado:自分とは真逆の存在だと思ったんですが、ストーリー、生い立ちを見ていると、「あ、そういう思いで歌っていたんだ」というのが分かってきたんです。いい意味で人間くさいんですよ。歓びや楽しい気持ちだけでなく、怒りや憎しみ、悲しいという感情もウタは分かりやすく表現していて。すべてをあらわにする歌姫って初めてじゃないかなって思います。そんな人間くさいところは少し自分と似ていると思いました。

――実際に映画をご覧になった感想は?

Ado:それぞれのシーンが面白かったとか、ウタがかわいいとか、感動したとか、そういう部分もありますけど、この映画には一貫してとんでもないテーマがあるんだなと。ウタとシャンクスの関係性も、私たちが思うより深いものがあると思いました。どうしてウタが歌うのか、なぜ新時代を築きたいのか―。やはりそこにはシャンクスが鍵になっているのかなって思います。ルフィにとってもシャンクスは大きい存在だし、ウタも幼少期からルフィと関わっていたので、それが作品の重要な部分を描いている気がしました。

■各アーティストの方々の個性を取り入れたらどうなるか…その挑戦が面白かった


――歌姫・ウタが歌う楽曲は、個性豊かな7組のアーティストが楽曲提供をされています。初めてそれぞれの曲を聴いた時の印象は?

Ado:『ONE PIECE』らしいと感じた楽曲もあれば、“歌姫でもこういうジャンルの歌を歌うんだ”って驚いた楽曲もありました。例えばFAKE TYPE.さんが「ウタカタララバイ」という曲を提供してくださったんですが、FAKE TYPE.さんはメジャーな存在でありつつ、ネットシーンでも積極的に活動されているんですね。ネットユーザーにも人気ですし、純粋に私も楽曲のファンでリスナーでもあったので、「この作品で一緒にお仕事ができるんだ!」という驚きがありました。それと、Vaundyさんの「逆光」は激しい怒りを描いたロック調の楽曲なので、こういう曲を歌うウタは新しい歌姫なんだなって思いました。

――さまざまな楽曲を歌うのは、楽しさもありつつ、苦労された部分もあったと思います。

Ado:「逆光」は私が得意とするような楽曲で歌いやすかったです。澤野弘之さんに提供していただいた「Tot Musica」は、私自身が体験したことのない世界観でしたが、歌いがいがありました。難しかったのは折坂悠太さんが提供してくださった「世界のつづき」と秦 基博さんの「風のゆくえ」のバラード。普段、バラードはAdoの曲やプライベートで歌う曲も含めてあまり歌わないんです。曲にマッチしない強い歌い方をしてしまうこともあるので、避けてきて…。でも今回、バラードを歌わせていただいたことで、自分の表現の幅が広がったなと思います。見せつけるような強さじゃなく、誰かの支えになるような強さを描くには、この2曲は映画の中でも欠かせない楽曲だと思います。

――レコーディングでこれまでとの違いはありましたか?

Ado:レコーディングについては、いつものスタイルと同じように収録させていただきました。スタジオに自分のパソコンを持っていって、マイクをつなげて完全にひとりの空間で録るので、 自由に私なりに表現させていただきました。方法としては同じですが、今回はウタの曲なので、事前に台本などを読み込み、監督からもその時々のウタの感情をレクチャーしていただいてから挑みました。

――各アーティストの個性がにじみ出た楽曲をAdoさんの歌唱で聴くことができることも楽しみですね。Mrs. GREEN APPLEさんの「私は最強」は、Mrs. GREEN APPLEさんらしいメロディーが光っていますよね。

Ado:いろいろなジャンルの楽曲を歌わせていただいたことはすごくうれしかったですね。頂いたほとんどのデモが、それぞれのアーティストさん自身が歌われていました。そこで、それぞれのアーティストの方々の個性を取り入れたらどうなるかなと、いろいろ考えながら歌わせていただきました。そういう挑戦が面白かったです。

――中田ヤスタカさんが手掛けた「新時代」は、主題歌にふさわしく非常に意味深い曲だと実感しました。曲だけを聴いた時と、映画を観た後で聴くのではまた違った響き方になりそうですね。

Ado:そうなんですよ! 映画を観ないで聴くのと、映画を観た後に聴くのとは全然違います。後で聴くと、作品のすべてをこの曲が語っていることに気付くんですね。ホントに映画を観ないと伝わらないです!

■劇場でウタを堪能してほしい


――今作は、『ONE PIECE』のファンの方々だけでなく、音楽ファンも交錯する映画になりそうですね。

Ado:『ONE PIECE』ファンの方々のなかにはAdoを知らない方や、「うっせぇわ」のイメージが強い方もいらっしゃると思います。さまざまな視点から新しい視野が広がっていくことは素晴らしいことですよね。

――最後に映画を見てくれる皆さんへのメッセージをお願いします!

Ado:今回、歌姫ウタの歌唱キャストとして作品に関わらせていただきましたが、ウタは今までの歌姫の概念を覆す、新時代にふさわしい歌姫だと思います。もちろん、背中を押してくれる希望や、追い風のように奮い立たせてくれる気持ち、同時に怒りも悲しみも歌ってくれるので、次元を超えて現実世界でも素晴らしい歌姫になるんじゃないかと確信しています。何より、劇場でウタを堪能していただければうれしいです!(取材・文:海江敦士)

 『ONE PIECE FILM RED』は公開中。主題歌「新時代」&劇中歌を収めたアルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』は、8月10日発売。

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