元恋人への暴行疑惑を受け…ドルトムント、シュルツに関する公式声明を発表

0

2022年08月08日 14:12  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

元恋人への暴行疑惑が報じられたシュルツ [写真]=Getty Images
ドルトムントは7日、同クラブ所属の元ドイツ代表DFニコ・シュルツの騒動について声明を発表した。

 シュルツに関してはドイツメディア『ビルド』など複数のメディアにより、プライベートの問題が報じられていた。報道によると、シュルツは2020年に当時の恋人だった女性が妊娠中にもかかわらず、出産する2週間前に暴力を振るっていたという。その他にも家庭内暴力の疑惑が浮上しており、元恋人から告訴されていたことが明るみに出ていた。一方、シュルツ自身は弁護士を通じてこの報道を否定。自身の公式Instagramアカウントも削除していた。

 これらの騒動を受けて、ドルトムントはクラブ公式サイトを通じてコメントを発表。「ボルシア・ドルトムントは、昨日報道されたニコ・シュルツの私生活に関する犯罪疑惑を機に、直ちに同選手および彼のアドバイザーと協議を行いました」と記し、既に選手から事情を聴取したことを伝えた。さらに、クラブとしての立ち位置を明確にした上で、これ以上のコメントは発信しないことを明らかにしている。

「選手は自身にかけられた犯罪の疑惑を否定しています。ニコ・シュルツは、これらの告発に対して弁護士の助けを借りること、また無罪推定を主張することを我々に伝えてきました」

「今回の疑惑について、クラブはメディアの報道まで全く知りませんでした。極めて深刻でショッキングなものです。クラブはこれらのことを非常に重く受け止めており、我々はいかなる暴力からも距離を置いています。しかし、クラブは訴訟手続きの当事者ではなく、捜査ファイルや係争中の資料などについては全く関知しておりません」

「本件は初期段階の係争事件であり、事件の真相や法的な状況は、現時点でクラブにとって極めて不透明です。そのため、同選手の雇用および懲戒処分に関して、信頼性が高く法的に確実な判断を下すことができないのが現状です。ただし、客観的な事実が判明した場合には、いつでもこのような対応を実施する権利を留保しております」

「ボルシア・ドルトムントとして、現時点ではこれ以上のコメントを控えさせていただきます」

 現在29歳のシュルツは2019年夏にホッフェンハイムからドルトムントへと完全移籍で加入した。左サイドバックを主戦場として初年度から定位置争いを繰り広げており、昨シーズンは公式戦通算で24試合に出場。ドルトムントではこれまでの公式戦61試合でピッチに立ち、1ゴールを記録している。既に今シーズンのブンデスリーガは開幕しており、ドルトムントは6日に行われた第1節でレヴァークーゼンと対戦。1−0で白星スタートを切っていた。なお、シュルツは同試合ではメンバー外となっていた。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定