高卒2年目にして「世代No.1」へ…中日・盒狭斗が歩む竜のエースへの道

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2022年08月08日 17:24  ベースボールキング

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ベースボールキング

写真中日・盒狭斗 (C) Kyodo news
中日・盒狭斗 (C) Kyodo news
◆ 奪三振率10.80は12球団トップ相当

 中日の高卒2年目右腕・盒狭斗が、プロ入り前から各球団のスカウト陣に絶賛されていたその力を徐々に発揮しはじめている。

 7月29日の広島戦。後半戦開幕のマウンドを任されると、8回一死までノーヒットという圧巻のピッチングを披露。9−0でのチームの大勝に大きく貢献した。




 その試合以来の登板となった8月7日のDeNA戦では、岡林勇希の再三の攻守に助けられた場面もあったものの、6回1/3を投げてまたも無失点。しっかりと結果を残し、4勝目を挙げている。

 盒兇郎蚤158キロを誇る直球を最大の武器とする、いわゆる右の本格派。球種別の投球割合を見ると、直球に次いで多いスプリットの空振り率が非常に高く、奪三振が多いのも大きな魅力だ。

 今季はここまで78回1/3という投球回に対し、奪った三振は94。9投球回あたりの奪三振数を示す奪三振率は「10.80」を叩き出している。規定投球回には達していないものの、規定到達者の記録に照らし合わせると、千賀滉大(ソフトバンク)の9.83や、山本由伸(オリックス)の9.35をも大きく上回る12球団トップに相当する数字だ。



◆ 佐々木や奥川をしのぐような高卒2年目成績

 2020年のドラフト1位指名で中日に入団。プロ入り前の中京大中京高校時代には、コロナ禍によって春の選抜高校野球大会と夏の選手権大会がともに中止となり、全国的に知名度を上げるような活躍をするチャンスを奪われたが、「世代No.1」と呼ばれる投手であった。

 それこそ、1学年上の佐々木朗希(ロッテ)や奥川恭伸(ヤクルト)らと比べると、プロ入り時点での知名度は野球ファンのあいだでも低かったはずだ。

 しかし、今季の盒兇ここまで残してきた成績は、佐々木や奥川のプロ2年目成績をしのぐようなものである。


 もちろん、高卒2年目ということでまだまだ課題もある。

 やや四球が多いために球数がかさみ、前半戦では6回を投げ切れずに降板するケースも少なくなかった。

 しかし、7月7日のDeNA戦からは3試合続けて7回以上を投げるなど、そんな課題も徐々に改善されつつある。


 愛知県生まれでドラゴンズジュニア、中京大中京出身のドラ1入団──。

 中日にとってまさに将来のエース候補筆頭である若き逸材が、実力でその名を知らしめ、全国的な知名度と人気を勝ち取りつつある。


文=清家茂樹(せいけ・しげき)

このニュースに関するつぶやき

  • 立浪監督は、昨年の奥川・佐々木の使い方を「甘いなぁ」と言っていた人なので、落合コーチがいなかったら、中6日で使って潰していたかも。
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