<夏休みの憂鬱>ママたちを悩ませる自由研究。子どもだけでは無理なんて、もはや親の宿題じゃない?

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2022年08月08日 23:31  ママスタジアム

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夏休みの宿題といえばドリルや読書感想文、絵日記などいろいろありますが、なかには親のサポートがないと厳しいものもありそうです。とくにママたちを悩ませるのが、自由研究。何をやるかのテーマ決めから材料集め、どんなふうに構成していくかなど……子どもだけで進めていくのは難しい場合もあるでしょう。低学年のお子さんだと尚更ですね。

ママスタコミュニティには、ついに「自由研究って、なんのためのもの?」というトピックまで上がりました。

「親子で一緒に」と提言する学校。ママのフォローが必須なの?


『自由研究って、なんのためにやるのかよくわからない。子どもはろくにできず、ほぼ親がやるパターンが多くない? そんな宿題って必要?』
夏休みが近づくにつれ、毎年憂鬱(ゆううつ)になってしまうママ。投稿者さんだけではないですよね。トピックには、これに賛同するコメントが溢れました。
『先生が「自由研究や工作は、親の宿題のようなものですから」と言っていた。結局は親子で一緒に発見したり、作り上げる時間を持ったりするためのものってことなのかも』
コメントによれば最初から学校側に「親子でやってください」と言われることも、ままあるようです。親子の協力が前提になっているわけですね。たしかに夏休み明けの自由研究発表などを見ていると、どう考えても親の手が入っているとしか思えない作品を多々見かけます……。

一方で「どんなにショボくても、親が手伝うのは絶対にダメ」など、親のフォローを不要とする声もちらほらあります。
『自由研究なんだから、子どもが自分でできる範囲で自由に研究させてあげればいいだけ。手伝うから必要性を感じなくなっちゃうのよ。疑問に思う→なぜかを考える→確認する→結果を知る→まとめる→みんなに発表する。これらすべてを自力でやる。本当に意味のないことだと思う?』
たしかに、まったくその通りです。本来の自由研究は好奇心・探究心を育て思考力を磨くなど、子どもにとって”必要なこと”が詰まっているはず。優秀な子であれば、自力でできるのかもしれません。

ただ現実はうまくいかず、親の手伝いが必須になってしまっている場合も……。あまりの稚拙さに(いけないことだとは知りつつも)つい親が手を出してしまう家庭もありそうですし、子どものほうから「手伝って」と泣きつかれる家庭もあるでしょう。

ママは夏休みだから忙しい。子どもだって忙しい


親子で一緒にやることが前提のようになってしまっている、自由研究。子どもは夏休みで自由な時間がたくさんありそうですが、ママのほうはどうでしょう?
『今は幼児期から共働きの母親が多いから、この手の宿題は廃れていくんじゃない? 自分は専業主婦だからフォローできたけど、働いていたら手のかかる宿題なんて無理』
ただでさえ夏休み中は「子どもの昼食の用意」という手間が増えます。そのうえ自由研究の手伝いまでとなると、ママたちの負担はさらに大きくなりますね。
『昔は夏休みが40日以上あったけど、今は20数日しかない。短いから大変だと思う。親がお盆休みに入る頃にはそろそろ学校が始まるから、工作が手伝えなかったり』
地域や学校によっても差はありそうですが、最近は夏休みが1ヶ月に足りない学校も珍しくなさそうです。このコメントをくれた方も時間に余裕がなく、自由研究のための材料をなかなか買いに行けなかったといいます。
『学校は「夏休みは興味のあることに取り組んだり、親子でいろいろな体験をしたり。有意義な時間にしてください」みたいなことを言う。でも体験させたくても自由研究とかの宿題に追われると、時間も気持ちの余裕もない』
宿題の量が多く、子ども自身にも余裕がない。そんな意見もありました。とくに高学年になって中学受験を視野に入れていると、夏休みは受験勉強で手いっぱい。ドリル程度はできても、自由研究のための時間を確保するのは難しそうです。「小学6年生の夏は毎日9時から21時まで、塾。自由研究は全部私がやった」というママまでいました。

今どきの自由研究は選択制?希望者のみになった学校も!



自由研究をじっくりやる余裕のない親子が増えたせいかどうかは不明ですが、最近は自由研究がマストではない学校もあるようです。
『うちは選択制だよ。感想文・工作・自由研究の中から2個選ぶ』
自分の興味のあること、好きなことを選べる選択制はよいですね。手軽さでいえば工作をおすすめる声は多く、「1日で完成するから」というコメントが散見しました。
『高学年からは希望者のみになったよ。受験やスポーツで忙しい子もいるしね』
高学年にもなれば、ようやくママたちも自由研究から手が離して子ども任せにできそうですが……。親の手間を減らすためというよりは、子どもの余裕を考慮したうえでの希望制でしょうか。中学受験する子が多いなどの地域性もありそうです。
『うちの子の学校は、2年前から自由研究がなくなった。やりたい人はやってもいいけど、強制ではない』
自由研究をやるのも”自由”という学校も! うらやましく感じるママは多そうです。

自由研究が有意義であるのは間違いない。でも……?


こんなコメントもありました。
『わが子の小学校は選択制で、うちは自由研究を選んだ。自分でテーマややりたいことを考えているほうではあるけど、それでも親の助力は結構必要だよ』
このお子さんが希望したのは、魚の研究です。釣りに行ったそうですが、当然子どもひとりで行けるわけもなく、パパが同行。「いくら本人にやる気やアイデアがあっても、必要な道具を買い揃えて、イチから使い方を教えてくれる大人が身近にいないと無理」といいます。お子さんはさらに顕微鏡を使った観察を考えているそうですが、それにはママのサポートを予定しているとか。
『本人の興味あることをお父さんお母さんと一緒に学ぶ機会は貴重だろうし、それなりに有意義だとは思う。でもすべての家庭にそれを強いるのは、無理があると思う』
自由研究を通して成長する子どもは、たしかにいる。家族と協力した素敵な思い出もできる。有意義であることは間違いなさそうです。ただそのために大きな負担を抱える家庭もある。それを「できない」と考える親もいる。これもたしかです。悩ましいところですね。みなさんはどのように考えますか?

文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・善哉あん

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  • …本も与えず、実験という名の悪戯厳禁、虫捕ってきたら悲鳴説教、塾に放り込んで宿題漬けじゃ発想力なんて育ちませんよ。
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