日産自動車の新型「エクストレイル」が発売から約2週間で1.2万台を超える受注を獲得した。売れ行きは歴代エクストレイル史上最速で、「e-POWER」搭載モデルとしても、販売台数1万台到達に要した期間はこれまでで最も短いという。受注の内訳を見ていこう。
○4WD比率がなんと9割!
新型エクストレイルは通算4世代目。初代モデルからのDNAである「タフギア」としてのキャラクターは継承しつつ、新たに「上質さ」を加味した欲張りな1台だ。パワートレインには日産独自の可変圧縮比エンジン「VCターボエンジン」を用いた「第2世代e-POWER」(ハイブリッドシステム)を採用。同クラスのSUVは世の中にたくさんあるが、日産のマーケティング担当者によれば電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」が大きな強みになっているという。価格は2WDが319.88万円〜429.88万円、4WDが347.93万円〜449.9万円。
発売日は7月25日。8月7日の時点で受注台数は1万2,213台に到達した。
駆動別では9割の購入者が4WD(e-4ORCE)を選択。グレード別では6割以上の購入者が最上位の「G」を選んでいる。ボディカラーは「ブリリアントホワイトパール」が1番人気、その次は「ダイヤモンドブラック」だ。2トーンでは「ブリリアントホワイトパール/スーパーブラック」が好評とのこと。
オプションでは7割以上の購入者が「NissanConnect ナビゲーションシステム」を装着。半数以上のユーザーが防水シートやルーフレールを選ぶなど、アウトドア向け装備も人気となっているそうだ。
主要オプション装着率
カラー(藤田真吾)