元AKB48横山由依、“リーダー同士”共演のSnow Man岩本照との共通点

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2022年08月10日 18:00  ドワンゴジェイピーnews

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AKB48で女優の横山由依が、レオナルド・ディカプリオ主演の映画をミュージカル化し、8月11日より上演される『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』に出演する。


彼女が演じるのは、Snow Man岩本照扮するフランク・ジュニアが恋に落ちる看護師の女性・ブレンダ。AKB48では総監督を務めた横山は、自身が演じるブレンダや、グループのリーダーという共通点を持つ岩本の“真面目さ”に共感したという。



芝居稽古が始まる直前の横山に、ミュージカル出演への思いやキャスト陣の印象を聞くと共に、AKB48在籍時の自分、卒業後の自分に起きた変化などを語ってもらった。

ミュージカル出演「いつかやりたいなと思っていた」

 

──まずは今作への出演が決まった際の心境を聞かせてください。


ミュージカルはいつかやりたいなと思っていました。この作品は物語もすごく面白いですし、ブロードウェイ版の音楽も素晴らしいなと思ったので、参加できてすごく嬉しいです。

──もともとミュージカルへは関心があったんですね。


実はあったんです。それで、別の作品のオーディションを受けたりもしていましたが、今回、念願叶って、この作品に出させてもらえることになりました。すごくやってみたかったことだったので、楽しみです。



──現在(7月上旬)、稽古はどんな段階なんですか。


今は歌稽古をやっていて、私はお芝居の稽古がまだなんです。他の方たちのお芝居の映像を見たりしているような段階で、本読みでは、皆さんに一度お会いしました。


──その時に感じたカンパニーの印象はいかがでしたか。


皆さんすごく優しい方々だったので、安心感がありました。お父さん役の阿部裕さんとお母さん役の生田智子さん、フランク役の岩本照さんも、すごく優しい方々です。皆さんと一緒に作品を作れるのが嬉しいです。

“総監督”と“リーダー” 岩本照との共通点

 

──横山さんと岩本さんは似ているところがある、というお話を伺いました。


私はまだ数回しかお会いしていないんですが、どうなんでしょうね。岩本さんはすごく真面目な方という印象があって、そこをスタッフさんが「似ているんじゃないか」と言ってくださったんです。彼はグループのリーダーで、私も総監督をしていたので、もしかしたらそういうところに似た部分があるのかもしれません。岩本さんは声が素敵なんですよね。歌稽古で初めてきちんとお会いしたんですが、その時にすごく優しい歌声で。「いいフランクだな」と思って、自分も安心して一緒にシーンを作っていけるんじゃないかなと思いました。



──岩本さんとは数回お会いしたということですが、その中でどのようなお話をされたのでしょうか。


「まだ1か月以上あるよ、だから大丈夫」とおっしゃっていた印象があります。前向きな口癖みたいです(笑)。

“真面目”だったアイドル時代

 

──横山さんが演じるブレンダはどういう人物なのでしょうか。


ブレンダは、真面目で一生懸命に働くナースなんですけど、ちょっとふさぎ込んでいるようなところもあって。たぶん人とあまり深く関わってこなかったんですよね。だけどフランクと出会って、ブレンダが心をどんどん開いて、本来のブレンダが出てくるような感じです。

──真面目なところがある人物なんですね。横山さんも真面目と言われることが多い印象がありますが、ブレンダへ共感するところはありますか。


自分がAKB48の時には、仕事にしっかりと向き合おうと思って、人との関わりを自らちょっと薄くしてしまうようなところがあったような気がします。それが「真面目だ」と言われてしまうようなところは、ブレンダと似ているかもしれません。メンバーとご飯に行くのも、遊んでいるような雰囲気になったら嫌だなと思うようなところがありました。例えば「今日のレッスンでは叱ったのに、その後ご飯に行ってワイワイしていていいのかな」とか。そういう自制心が働く瞬間は結構あったなと思うので、ブレンダとは置かれている環境はもちろん違うんですけど、近いものを感じることもあります。

──それは、良いリーダーであろうとするが故なのでしょうか。


そうですね。でも今改めて考えると、別に誰とご飯に行こうが関係ないじゃないですか。でもその時の私はそれが正義だと思っていたんです。ブレンダは病院で一番若いナースで、威厳のなさに悩んでいるんですよね。仕事に真面目に取り組んでいるのに、人には聞いてもらえないようなところや、みんなが遊んでいる間も自分は遊ばない、ということで正義を貫いているような感覚は、すごく理解できるなという感じがしています。

グループ卒業後の変化「実は感情が豊かなのかも」

 

──AKB48として長く活動されて、総監督という肩書は横山さんのアイデンティティのひとつになっていたようにも思えます。その後、グループを卒業されたことで総監督の肩書きもなくなり、現在に至るまでで性格や考え方に変化はありましたか。


変化しましたね。「リーダーはこういうものじゃないといけない」ということにとらわれすぎていたと思います。リーダーである前に1人の人間なのに、リーダーが先行してしまっていました。今では「もっと気楽にやればよかったな」と思うこともあります。でもあの当時のもがき苦しんだ経験は、自分にとって何物にも変えがたいので、やれてよかったなとは思っています。でもいっぱいいっぱいでしたね。

──卒業後も様々なお仕事をされていますが、現在は周囲の方との関係性を築く上で、どんなことを意識していますか。


素の自分でいたいなと思います。AKB48にいた頃は、看板があるということを気にしすぎていて、自由ではなかったかなと思うので。今は1人の自分としての責任があるので、何物にも縛られていない状態の自分で、信頼を築いていけたらなと思います。


──自分自身に対して新たに発見した一面などはありますか。


実は感情が豊かなのかも、と思っています。ミュージカルはすごく楽しいんですが、初めてなので緊張してしまったり、できない自分に悔しい思いをしたりして、自分ってすごく“人間”なんだなと思いました。今までは「強くいないといけない」という意識が先行しすぎていて、本当の自分が何を感じているのか、実はわかっていなかったんですよ。「本当はすごく悲しいけど、ここで悲しさを出しちゃダメだから強く言おう」という風に、ちぐはぐになってしまっていて。総監督を引き継いでからは、自分に対してしっかりと向き合えるようになって、今は、それまでズレていた内と外が一致してきたかなと思っています。今後は、実は感情が豊かだというところを含め、もっと解放していきたいなと思います。

──喜んだり、落ち込んだりする感情表現を素直にできるようになったんですね。


そうですね。もう、自分の中にふつふつと湧くような感情に蓋をしなくて良くなったのかなと思います。隠さずに人前で「わー!」となるわけではないですが、自分でそれを認められるかどうか、というところが変わってきました。


──それは女優業をする上で、きっといいことですよね。


はい。今までもすごくたくさん素晴らしい経験をさせてもらってきたし、舞台もいろんな作品に挑戦させてもらって、その都度、得るものがあったり、解放していくものもあったりしたんですが、「横山由依」という1人の人間としては、やっと今スタートに立てているのかなという気がちょっとしています


現在のAKB48への思い「口出しはせずに温かく見守る」

 

──今作の出演が決まって、元メンバーの方から声を掛けられたりすることはありましたか。


後輩の小栗有以ちゃんと仲が良いんです。私がInstagramのストーリーズにこの作品に出ることを載せたら、ゆいゆい(小栗)は「すごい!」と連絡をくれました。川栄李奈ちゃんもずっと仲良しで、舞台をよく見に来てくれているんです。根本宗子さんの『Cape jasmine』という舞台で、少し歌があったんですが、それを見に来てくれた時に「ゆいはんは絶対ミュージカルをやった方がいいよ」と言ってくれて、「私もやりたいと思っているんだよね」という話をしました。だから今回の作品が発表された時はすごく喜んでくれて、「絶対に見に行く!」と言ってくれました。AKB48時代から関わりがある子たちが見てくれているんだなと思うと、より気持ちが引き締まるというか。安心感もありますね。

──横山さんから現総監督の向井地美音さんのことが気になったり、現在のAKB48のメンバーの活躍ぶりを目にしていて感じたりすることはありますか。


気にはなりますけど、彼女もしっかりしているので。美音は美音で、周りのメンバーや仲が良い子たちに救われたりしていると思うので、私は美音から連絡が来ない限りは、口出しはせずに温かく見守るようにしています。それでも、AKB48の活動はやっぱり気になるので、歌番組に出ているのを見たりして「みんなこうして頑張っているんだな」と感じています。でも、卒業してからの方が後輩が「一緒にご飯行きたいです」と言ってくれるようになったんですよ。新たな視点でメンバーと関われると思うし、自分にとってAKB48はずっと大好きなところなので、今までだったらできなかった相談に乗れたり、後輩の話を聞くことによって自分も学ぶことがあったりもします。そういう新しい絆みたいなものが生まれるのはうれしいですね。


──ありがとうございました。最後に今回のミュージカルを楽しみにしている方に向けてメッセージをお願いします。


とにかく本当に素晴らしい作品なので、見ていただくのが楽しみです。見た方は元気になれると思うので、普段いろいろなことがあって疲れたりしている方も、ぜひ劇場に来ていただいて、昨日までとは違う気持ちになったり、少しでも楽しい気分になったりしてもらえるような作品を届けたいと思います。



取材・文・撮影:山田健史

ヘアメイク=熊谷美奈子

スタイリスト=TAKAYUKI HAYASHI


■作品情報

ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』 

公式サイト: https://www.musical-cmiyc2022.jp/

公式Twitter:@musical_cmiyc22



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