中日の19歳・上田、“4度目の正直”ならず…遠い白星も解説陣は期待「良い投球」

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2022年08月11日 06:52  ベースボールキング

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中日・上田洸太朗 (C) Kyodo News
◆ 4度目の登板で自己最高の7回1失点好投

 中日はホームで巨人に敗れ、2連勝はならず。

 連日の接戦となった中、10日の試合は先発した高卒2年目左腕・上田洸太朗が見事な投球を披露した。




 享栄高から2020年の育成ドラフト2位で入団。今年の5月に支配下登録を勝ち取った19歳左腕は、5月12日のプロ初登板・初先発から3連敗中。この日は“4度目の正直”に挑んだ。

 立ち上がりはやや不安定な面も見せ、2回に石川慎吾に適時打を浴びて1点を失ったものの、その後は徐々に調子を上げて7回1失点の好投。

 打線の援護なく、1−1の同点で降板となったため白星はつかなかったが、7回・87球で被安打5、与四球1。4奪三振で1失点と試合を作った。



 10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏も、「勝ち星こそ付きませんでしたが、序盤はボール先行で苦しんでいた中、中盤からはストライク先行で安定した投球を見せていました」とコメント。

 同じく番組に出演した五十嵐亮太氏も「緩急をうまく使えていますし、腕の振りがムチのようにしなやかですよね」と特徴を強調しつつ、「打者はまっすぐに差し込まれ、変化球は前に出てしまうという感じでタイミングが取りづらいと思う」と若き左腕の強みを語った。

 初星は遠いものの、解説陣を唸らせるポテンシャルを見せている竜の新星。キッカケとなる1勝をどこで掴むことができるか、今後の投球に期待したい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』



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