UEFAスーパー杯でMVPを受賞! カゼミーロ「1つでも多くのタイトルを獲ることが重要」

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2022年08月11日 11:36  サッカーキング

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攻守に存在感を示してMVPに輝いたカゼミーロ [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)王者とヨーロッパリーグ(EL)王者が激突するUEFAスーパーカップが10日に行われ、レアル・マドリードがフランクフルトを2−0で下した。試合後、同試合のMVPに輝いたブラジル代表MFカゼミーロがコメントを残している。

 試合はレアル・マドリードがその“強者ぶり”を見せつける形となった。37分にカゼミーロの折り返しからオーストリア代表DFダヴィド・アラバがゴールを決めると、65分にはフランス代表FWカリム・ベンゼマがネットを揺らし、リードを広げる。その後も安定感のあるパフォーマンスで失点を「0」に抑え、レアル・マドリードが今季初の公式戦で5度目のUEFAスーパーカップ制覇を達成した。

 まず、カゼミーロは「1つでも多くのタイトルを獲ることが重要だ。このクラブは常にタイトルを獲らなければならないからね。勝ってシーズンを始められるのは非常に大事だし、この考え方はチームの強みでもある。チーム全体で良いプレーをし、試合をコントロールしたのだから、勝利に値すると思う」とコメント。MVPを受賞した自身のパフォーマンスでなく、チーム全体に視野を広げ、試合を振り返っている。

「レアル・マドリードは常に優勝を争う存在で、このエンブレムは選手たちにピッチですべてを捧げることを強いる。このクラブは勝利とタイトルの上で生きている。この試合において最も幸せなこと、大切にしなければならないことは、ELチャンピオンとの対戦でタイトルを獲得することだった。王者同士の一戦で難しいとは思っていたが、まずは勝つことが大事だった」

 また、カゼミーロは長らく中盤で時間を共にしているクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ドイツ代表MFトニ・クロースとの関係性にも言及。「サッカーには説明のつかない、無意識に出てくるものがある。僕らは既にお互いを知り尽くしているから、目が合うだけで多くがわかるんだ。彼らは世界最高のミッドフィルダーだから、僕は簡単なプレーをするだけでいい。本当に助かっているよ。僕らの存在が長く記憶に残るといいね」と話した。

 今オフはフランス代表MFオーレリアン・チュアメニの加入により、これまで“絶対的”だったカゼミーロも同選手との定位置争いを繰り広げることが予想される。しかし、カゼミーロ自身は「僕らにとって重要な存在で、彼に対してネガティブな感情などはまったく持っていない。彼は素晴らしい選手だ。彼は今やっていることを続けたいと思っているだろうし、僕が彼に言ったことは1つだけだ。ピッチですべてを出し切ることだね」と“後継者”の加入を歓迎する。さらに、「僕の性格や、このクラブに対する日々の忠誠心は誰もが知っている。僕の仕事は変わらないし、犠牲を払ってピッチやトレーニングですべてを捧げるという思いも変わらないね」と、新シーズンも通常通りのメンタルで過ごせると話した。

 最後に、カゼミーロはまもなく開幕する今シーズンに向けて意気込み。「昨年も高いクオリティを持った選手たちが揃っていたが、今年もチームに多くのものをもたらしてくれるであろう、我々を助けてくれる選手たちがやってきた。新加入選手たちは気合を入れてここに来るけど、長くレアル・マドリードでプレーしている選手たちには、彼らに多くを教える責任がある。僕らだって高いレベルできるんだということを示し、チームの競争力を上げていきたい。このクラブではそれが重要で、僕らはそれに慣れている」と語った。

 レアル・マドリードにとってのラ・リーガ開幕戦は14日に行われ、敵地で昇格組のアルメリアと対戦する。

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