危ない外来昆虫や蚊の脅威についての正しい対処法は? 「大昆虫展」でフマキラーがトークイベント開催

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2022年08月11日 12:20  OVO [オーヴォ]

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写真プログラムに登壇した(右)佐々木智基さん(フマキラー開発研究部 基礎科学研究室 室長 理学博士)と五箇公一さん(国立環境研究所)。
プログラムに登壇した(右)佐々木智基さん(フマキラー開発研究部 基礎科学研究室 室長 理学博士)と五箇公一さん(国立環境研究所)。

 「人の命を守る」を理念に掲げるフマキラー(東京)は8月7日、東京・墨田区で開催中の「大昆虫展 in 東京スカイツリータウン」(以下、大昆虫展)で、国立環境研究所の五箇公一さんと佐々木智基さん(フマキラー開発研究部 基礎科学研究室 室長 理学博士)によるトークプログラムを開催した。

 トークイベントは五箇公一さんによる「危ない外来昆虫のお話」と佐々木智基さんによる「蚊はなぜ刺すの?→正しい虫よけ剤の使い方」やクイズを行う2部構成。来場した子どもたちに外来生物がもたらす生態系の異変や、世界中で感染症を引き起こしている「蚊」と正しい虫よけ剤の使い方を伝えるのが狙いだ。

「危ない外来昆虫のお話」五箇公一さん

 現在、地球の自然環境が人間活動によって大きく変化し、さまざまな動植物の生息域が減少している。ふん虫類では9割、チョウ類・ハチ類では7割が絶滅寸前だという。昆虫減少の大きな要因は農地拡大で、その農地で使用される農薬・ネオニコチノイドが昆虫の生態系に大きな影響を与えていると五箇公一さんは話す。

 また、一方で増加している外来生物がもたらす生態系への影響についても話が及んだ。海外から小笠原諸島に持ち込まれ繁殖した「グリーンアノール」(トカゲ)が複数の在来種を絶滅させた例などを挙げた。さらに輸入貨物船の貨物に付着して外来し繁殖する「ヒアリ」の危険性や、山から人間の生活圏に外来し、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの感染症を引き起こすマダニについて話が及んだ。

「蚊はなぜ刺すの?→正しい虫よけ剤の使い方」佐々木智基さん

 普段、餌として花の蜜を吸っている蚊がなぜ人の血液を吸うのか? それは産卵を迎えたメスが血液を栄養素として必要とするからだと、佐々木智基さんは子どもたちに話す。また、「世界で最も人の生命を奪っている生物」についてクイズが出されると、「蚊がマラリアやデング熱などのウイルスを媒介し、世界では年間72万人が亡くなっている」と分かりやすく解説した。 また、「正しい虫よけ剤の使い方」について話が及ぶと、虫よけ剤は4〜5時間は効果があるが、汗で流れることもあるのでムラなく塗ることが重要だと説明した。また、子ども用の虫よけ剤については、子どもにも安全なイカリジン成分を配合した虫よけ剤を選ぶことや、蚊が活発に活動する朝夕の外出はしっかりとケアすべきと、アドバイスした。
 また、トークショーを終えた佐々木智基さんは「リアルに子どもたちと触れ合える教育活動の機会はとてもうれしく思います」と話した上で、「この夏、昆虫採集などで野山に行く際は虫よけ剤でケアしてください」と子どもたちにメッセージを送った。

 さらに五箇公一さんは「大昆虫展では外国の昆虫にも触れられますが、この夏、足下の身近な昆虫の世界にも目を向けてみてください」と語った。

 フマキラーの自然を楽しく学ぶサイト「フマキッズこども研究所」では、「虫や植物とふれあうコンテスト」と題して、虫や植物を題材にした自由な創作をテーマにしたコンテスト応募作を10月31日まで募集している。

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