柳田将洋が『ハイキュー‼』に夢中になる理由。コンビを組んでみたい・組みたくないセッターも明かした

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2022年08月12日 11:01  webスポルティーバ

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ジェイテクトSTINGS・柳田将洋インタビュー 前編
『ハイキュー‼』の魅力について

(清水邦広の記事:「『ハイキュー!!』は勉強になる」。牛島若利に似ていると言われるが「彼はすごすぎます(笑)」>>)

 8月13日、14日に大田区総合体育館で開催される、マンガ『ハイキュー‼』とV.LEAGUEのコラボマッチイベント「ハイキュー‼×V.LEAGUE ALLSTAR SPECIAL MATCH "THE VOLLEYBALL"」。14日はV.LEAGUE「DIVISION1 MEN」のチームから選抜された選手たちによるエキシビションマッチが行なわれるが、そこに出場する予定のジェイテクトSTINGSの柳田将洋に、『ハイキュー‼』の魅力、印象に残っているシーン、コンビを組みたいセッターなどを聞いた。




***

――柳田選手は『ハイキュー‼』をよく読まれているとのことですが、柳田選手から見た作品の魅力は?

「描写がかなりリアルで、バレーボール選手も共感できるところが多いところですね。キャラクターの背景などはもちろん、スポーツをやっている人の喜びや葛藤が、控え選手に至るまで細かく描写されている。試合のシーンは、僕も漫画の中に入って試合を観戦しているような気持ちになります。

 時には選手の気分になって没入することもあります。自分の経験と重なる部分も多いのですが、作者の古館春一先生の取材力やイマジネーション、画力に驚きながら読んでいます」

――印象に残っているシーン、試合などはありますか?

「春高バレー2回戦の烏野高校vs稲荷崎高校、宮城県大会の決勝の烏野高校vs白鳥沢高校で、月島蛍が"全国3大エース"のひとり、牛島若利をブロックするシーンも好きですね」

――月島の成長が見られるシーンですが、アタッカー視点では「こんなブロッカーがいたら嫌だな」という感覚にもなりそうですね。

「アタッカーとして嫌だなという視点もありますが、やはり月島のブロックに感動しました。音駒高校の黒尾鉄朗や、梟谷学園高校の木兎光太郎などとの練習も思い出しますし、それを経ての成長はグッときますよね。過去の描写も入り、シニカルだった月島がバレーボールを好きになっていく印象深いシーンでした」

――アタッカーとして共感するシーンなどはありましたか?

「本当に細かいシーンですが、春高の決勝で梟谷が負けた時の回想で、エースの木兎が自分を責めているところです。普段は底抜けに明るい木兎が、あそこまでエースの責任を感じるところに共感しました。僕も高校時代(東洋高校)に多くトスを上げてもらって得点を取る役割を任されていたので、『結果を突きつけられるポジションだよな』と思いました」




――好きなキャラクターはいますか?

「稲荷崎のキャプテン・北信介です。『試合では、練習でやってきたことしかできない』というマインドを持つ究極の選手だと思います。試合に出るかどうかではなく、その時の状況に合わせて冷静にプレーできることがすごい。とても高校生とは思えない"大人"なキャラクターですね。なぜそういう思考に至ったかも描かれていますが、『俺もそういう感覚になったことがあったな』と共感しました。

 他には......本当に魅力的で面白いキャラクターが多くて迷いますが、鴎台高校のエース・星海光来も印象的ですね。彼は跳躍力もそうですが、最後のVリーグ編の試合でも日向翔陽と高等スキルの応酬をやっていたりして、『俺にはできないな』と(笑)。"バレーボールへの挑戦"を感じる、身長が低い2人のプレーには強く惹かれるものがあります」

――ちなみに、柳田選手自身がコンビを組むのであれば、どのセッターがいいですか?

「真っ先に、『(稲荷崎の)宮侑とは組みたくない』と思いました(笑)。能力はものすごく高いですが、口が悪いですし(笑)、『ちょっと打ってみろ』という感じでトスを上げている印象があるので。海外の選手にはたまにいますが、日本人選手でああいうマインドのセッターとは出会ったことがないです。例えば深津英臣さんや関田誠大も、ただ優しいというわけではなく自分にめちゃくちゃ厳しくて、アタッカーを大事にしたトスを上げてくれる選手です。

 作品の中でトップクラスのセッターは、けっこうアグレッシブな選手が多いですね。"天才"として描かれている影山飛雄も、最初は性格的にキツい部分もありましたが、Vリーグ編の彼であればアタッカーもプレッシャーを感じなそうです」

――影山はアタッカーにピンポイントで合わせるトスが特徴ですが、柳田選手もそういったセッターのほうがやりやすいですか?

「いえ、ピンポイントじゃなくても、『エリアに上げてくれたら打てる』という感じです。それよりも僕はコミュニケーションを大事にしたいので、青葉城西高校の及川徹のようなセッターがいいかもしれません。もちろん技術も高く、周りの選手を引き立ててくれますし、自分がうまく打てない時に『こういうトスを上げてみようか?』と聞いてくれそうですしね。

 現実の選手だと深津さんもそうで、向こうから行動を起こしてくれるというか、『どうしたい?』という会話のキャッチボールができる。そういうセッターとはやりやすいです。たぶん、みんなそうだと思いますが(笑)」

――ここまで『ハイキュー‼』について深く語っていただきましたが、今回出場するコラボマッチに向けての意気込みを聞かせてください。

「当たり前のことですが、自分のベストプレーを出すこと。そうしないと、見ている人に楽しんでもらえないと思うので、しっかり準備をしたいです。

 コラボイベントを見てくれる方の中には、『ハイキュー‼』は読んでいるけど、実際の試合を見たことがない方もいると思います。そんな人たちが『現実のバレーボールも面白い』と感じてくれる大きなチャンス。今回をきっかけに『Vリーグも見てみよう』となってくれたら、これ以上うれしいことはありません。そのためにも出場する選手たちは、最大限のものを見せなくてはいけないと思っています」

(後編:ジェイテクトSTINGSでの新たな挑戦。西田有志、関田誠大とのプレーは「楽しみにしている」>>)

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