日本で拉致された金大中氏がモデル 映画『キングメーカー』本編&メイキング映像

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2022年08月12日 11:34  ORICON NEWS

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写真韓国映画『キングメーカー 大統領を作った男』8月12日より全国順次公開 (C)2021 MegaboxJoongAng PLUS M & SEE AT FILM CO.
韓国映画『キングメーカー 大統領を作った男』8月12日より全国順次公開 (C)2021 MegaboxJoongAng PLUS M & SEE AT FILM CO.
 韓国俳優ソル・ギョングとイ・ソンギュンが初共演した映画『キングメーカー 大統領を作った男』が、本日(12日)より、東京・シネマート新宿ほかにて全国で順次公開される。

【動画】重要シーンの本編&メイキング映像

 最高権力の座をめざして政治家同士が激突し、負ければ汚職など不正行為を問われて刑務所入りになることもある韓国の大統領選。この映画は、約50年前の1973年8月8日、東京・千代田区のホテルに滞在中に拉致され、その5日後に韓国・ソウルの自宅近くで解放されるという衝撃的な事件で知られる第15代韓国大統領・金大中(キム・デジュン)と彼の選挙参謀だった厳昌録(オム・チャンノク)の実話を基に、生き馬の目を抜く苛烈な大統領選の裏側を赤裸々に描いた衝撃作だ。

 金大中をモデルにした光の当たる表の存在として民衆の希望となる国会議員、キム・ウンボムをソル・ギョング。一方、同じ理想を追いかけながらも、影の存在として裏の仕事を引き受ける天才選挙参謀ソ・チャンデをイ・ソンギュンが演じる。

 この度、選挙運動で苦戦を強いられていたキム・ウンボムが、度を越したやり方で一度は謹慎させていたソ・チャンデを呼び戻し、光と影、運命共同体ともいえる二人の関係が動き出すシーンの本編映像と、本番前のメイキング映像があわせて解禁となった。

 実は本作の撮影でビョン・ソンヒョン監督が最もこだわった部分として挙げたのが「ウンボムとチャンデの対話のシーン」で「光と影というテクストをイメージ化することに力を入れた」という。

 解禁となった映像では、冒頭の撮影現場でのメイキング映像で、ビョン・ソンヒョン監督がソル・ギョング、イ・ソンギュンの二人に丁寧に演出する様子が映し出される。そして続く本編映像では、暗い部屋の中、キム・ウンボム(ソル・ギョング)とソ・チャンデ(イ・ソンギュン)が並んで座り、ウンボムが「私はまだ、君のやり方の賛成できん」と話し始めるシーンへ。

 2人は目線をあわせないが、「呼び戻されると信じてました。でも私は、欲しい時だけ、もいで食べる柿ではありません」とチャンデ。それに対し「チャンデ、初めて会ったときに言ったな。“世の中を変えたい”と。無実の人が迫害されない世の中、堂々と自分の意見を述べ国から犠牲を強いられない世の中、それを作ることが私の大義だ」と語りかけるウンボム。

 しかし、チャンデは冷静に「勝たないと、大義は果たせません」と返す。室内に置いたライトに照らされたウンボムの影を受けたチャンデの表情は暗くてよくわからないが「私も同じ世の中を見たい。でも柿扱いはごめんです」と訴え、「それ以上になりたい」と語るチャンデを一瞬照らすかのように窓から明かりが差し込む。

 その様子にウンボムは「今すぐは難しいが、君の準備が整えば いつかはなれるだろう」「どうだ 私とともに行くか?」とチャンデのほうを少し向き言葉をかける。ここから二人はさらに運命共同体として共に選挙運動にまい進していくことになる。思いのたけを語り合う2人のやりとりと、光と影の演出が相まって印象的なシーンとなっている。

 ソル・ギョングとイ・ソンギュンは本作で初共演となったが、ビョン・ソンヒョン監督は、「2人のケミストリーは本当に素晴らしく、とても楽しい現場だった」と振り返る。ちなみに、『パラサイト 半地下の家族』で一躍注目を浴びたイ・ソンギュンのキャスティングは「ソル・ギョングさんからの推薦だった」そうだ。韓国映画界に欠かせない名優二人が誰よりもお互いを必要としながらも、決定的なところで混じり合わない複雑な関係を見事に体現。日本とも関係が深い歴史の1ページを実感しながら、当時の時代に翻ろうされる男同士の絆が観る者の胸を熱くする。

 なお、シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋では、韓国版ビジュアルポストカードを入場者にプレゼント(数量限定につき無くなり次第終了)。


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