インテルがドルトムント所属のスイス代表DFマヌエル・アカンジと、ラツィオ所属のイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビに関心を寄せているようだ。11日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
守備陣の中心選手でもあるスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルに移籍の噂が絶えないインテルは、今夏の移籍市場でセンターバック(CB)の獲得を目指していることが明らかになっている。ブラジル人DFグレイソン・ブレーメルやセルビア代表DFニコラ・ミレンコヴィッチへの関心が伝えられていたが、前者はユヴェントス移籍が決定し、後者はフィオレンティーナとの契約を2027年まで延長。獲得を逃したインテルはターゲットの変更を余儀なくされていた。
そんな中でこの度名前が挙がったのがアカンジとアチェルビだ。この内、インテルがより強い関心を示していると伝えられているのがアカンジ。所属チームのドルトムントは今夏、ドイツ代表DFニコ・シュッロッターベックと同ニクラス・ズーレを獲得。これに伴い新シーズンのアカンジの出場機会は減少する可能性が高いと予想されている。こうした状況を鑑み、インテルは同選手をリストアップ。獲得資金の確保に成功した場合、同選手に対するオファーを提示する予定だという。
なお、仮に十分な資金を用意できなかった場合には、メインターゲットをアチェルビに変更する可能性が高いようだ。同選手は比較的低い金額での獲得が見込めることに加え、シモーネ・インザーギ監督のもとでプレーした経験もある。こうした事情も踏まえ、インテルはアチェルビも獲得候補としてリストアップしているようだ。
インテルは現在、獲得資金の確保を目指し、余剰人員の整理を進めているという。果たしてどの選手を獲得することになるのだろうか。