＜ママ友に50万円貸す＞【後編】ママ友から「お金貸して」と土下座された。借金の理由はなんと……！

前回からの続き。切羽詰まった形相でママ友さんから「何も聞かずに50万を貸して欲しい」と頼まれた投稿者さん。その様子から、自分が貸さなかったらどうかなってしまうのでは？　と心配で、貸すべきかどうかを迷っています。そんな悩みをママスタコミュニティで打ち明けたところ、ママたちの回答は「絶対に貸すべきではない」の一択。
果たして投稿者さんは、どんな決断をするのでしょうか？

「50万円」の理由を聞いても意味はない

投稿者さんは理由によっては50万円を用意しても良い、と考えています。

『理由によっては貸す気持ちはあるの？　ないのであれば詮索するのやめときなよ』

『理由が気になっても聞かない方がいいと思う。聞いた内容が深刻なものだったら断りづらくなるから』

そもそもお金を貸して欲しい理由を聞くべきではないと主張するママたちです。たしかに本当は散財が故の借金かもしれないのに、「病気の母の手術代が……」などと言われてしまえば、断る難易度が高くなってしまいます。理由次第では「貸さない方が悪い」といった雰囲気になるかもしれません。そうなるとますます断りづらくなってしまいますよね。だったら最初から理由は聞かない方が無難なのではないでしょうか。

大金を貸したことのある人たちは？

すると、実際にママ友から「お金を貸して」と言われた経験のある人たちが登場します。

『ウチの親も、私の親友の親からそれを言われたらしい。50万円だか100万円だか。でもうちの母は貸さなかったって』

『私も親しくしてたママ友に「いくらでもいいからお金貸して」ってしつこく言われて、面倒くさいから10万円貸したら、その2週間後に旦那を置いて子どもと夜逃げした。3年経っても返金はされず、10万円はドブに捨てたと思うことにしたよ』

『伯母はそれで少しずつ、合計100万円ちょっと貸したのに泣き寝入りされた、って。自殺しそうな顔で頼まれたから心配で貸したらしいけど、その後、その人はしれっと楽しくやってると。「返金して」と言っても無視。着信拒否までされてる』

実際に「お金を貸して欲しい」と言われ、貸した経験のある人たちがこんなにもいるのですね。しかも善意の気持ちで助けたのに、見事に返却されなかったとは！　憤りを感じてしまいます。悲しいかな、現実はそんなものなのでしょうか。

『家族以外の他人にそんな大金を貸せって言う人はまともじゃないから相手にしない方がいいよ。私ならこれを機に疎遠にする』

本当にお金に困っているのであれば、まずは親や親戚に借りるべきです。それができないのであれば、公的機関に助けてもらえばいいこと。あえて「ママ友」に頼むこと自体が、少しズレているのでは？　と感じる人も少なくないでしょう。投稿者さんにとっては”親しいママ友”の一人だったのかもしれませんが、意外な一面を知った以上、関係を見直しても良いのでは？

借金の理由が判明！他のママ友に教えてもらった真実とは

『もう一人のママ友が50万円を貸して、理由が分かった。不倫の示談金だった。相手の奥さんから200万円請求されたけれど、自分が旦那さんに内緒で動かせるお金が100万円しかなく、残り100万円を工面したかったみたい』

結局、不倫をしていたというママ友さん。もう一人のママ友さんが貸してくれても足りない50万円を、どうしても投稿者さんに頼みたいようです。

『うちまで来て玄関先で土下座されました。今度は分割で70万円にして返すからと』

なんと玄関先まで来て土下座までしたのだそう。「50万円を貸してくれれば70万円にして返します」とは、まるでうまい投資話のようですね。

『どうしても旦那さんにバレたくないみたいだから、貸したお金は絶対に返ってくると思うけれど「旦那さんに不倫がバレたときに、隠蔽の片棒を担いだと言われそうだから無理」と言って断った』

ママ友さんの借金の理由は「不倫」でした。その代償であるお金を肩代わりするということは、旦那さんに不倫を隠す手伝いをしていることと変わりありません。「お金を貸す」以上に、倫理を踏み外した人のフォローをするのが気になるという投稿者さん。きっぱりと断ったのは正解でしょう。

『簡単に貸してしまったら、その人の今後の為にもならない。また借りればいいやって思考ができてしまう。相手のことを思うなら貸さないのも愛』

相手のことを思うからこそ、お金を貸さないのも「その人のため」です。ママ友さんからすれば、お金を貸してくれなかった人＝助けてくれなかった人かもしれません。けれど投稿者さんがなぜお金を貸さなかったのか、その理由がいつかきちんとママ友さんに伝わりますように、と切に願います。

文・渡辺多絵　編集・すずらん　イラスト・マメ美

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