ママスタ幼かったわが子が、スクスクと成長していくのは嬉しいことでしょう。しかしこれまで膝を折ったり腰をかがめたりして話していた子どもと、次第に目線が同じ高さになっていくとき。嬉しいけれど寂しい。そんな複雑な気持ちになることはありませんか？ ママスタコミュニティには、小学6年生の息子さんをもつママからこんな投稿がありました。
『息子が小5の冬あたりから急成長。小6の夏休みには身長が159センチになった。私は161センチ。あと3ヶ月もしたら抜かされそう。生まれたときは、あんなにちっちゃかったのに12年でこんなになる？ 嬉しい反面、寂しくありませんか？』
子どもが成長していけば、いつかはママの背を追い抜く日がくるかもしれません。しかし投稿者さんは、息子さんが「小学生のうちに抜かされてしまいそう」と気づき嬉しい反面、寂しい気持ちにもなってしまったようです。
うちも小6で一気に抜かされた！
「小学6年生になって、背を抜かされたよ」とコメントを寄せてくれたママたちがいました。なかには背丈だけではなく、ほかにも成長を感じたママもいるようです。
小さいときはあっという間だね
『うちも小6で一気に抜かされたよ。いつも抱っこして、手をつないで歩いていたのに。小さいときはあっという間だね』
『私も小6で抜かされたよ』
『長男に抜かされたのは小6の夏。もう168センチある。次男は少し小さめだから、いつ抜かされるか楽しみ』
背が伸びるときは、一気に伸びるのかもしれませんね。小学生のうちに背を抜かされたのは、投稿者さんだけではないようです。たった12年、されど大きな12年なのですね。
抜かされるのは背丈だけではない？
『足のサイズが27．5センチ！ 超でっかい』
『身長の前に足の長さ。すでに抜かされている。今の子はスタイルがいいよね』
足の大きさや長さなど、成長を実感するのは背丈だけではありませんね。筆者が息子の靴を買いに行ったときに、自分が履いている靴よりも大きなサイズの靴を試着していました。そんな息子を見て、あらためて成長を実感しました。
子どもに背を抜かされるのは嬉しいよ
『生まれたときは47センチしかなかった息子。高1のいまは179センチあるよ。寂しさはなくて嬉しい気持ちだけ』
『息子や娘に背を抜かされたときは嬉しかったよ。もっと大きくな〜れ』
『私153センチ。息子に抜かされて嬉しかった。178センチの旦那を抜いたときは、もっと嬉しかった』
『抜かされないと困るよ。早く抜いてほしかったし抜かされてホッとしたよ。まだまだ伸びてほしい』
子どもに背を抜かされそうと気がつき、嬉しさと寂しさを感じている投稿者さん。しかしママたちのコメントには「嬉しさだけ」「抜かされないとむしろ困る」との意見もありました。今はまだ背を抜かされていなくても「早く抜いてほしいわ」と、抜かされる日を楽しみにしているママもいるようです。
嬉しさも寂しさのどちらもあるかな
一方で投稿者さんと同じように「嬉しさと寂しさの両方ある」と、投稿者さんに共感するコメントも届いています。
『嬉しい反面、寂しい気持ちがあるってよくわかる。うちの息子は小6。去年くらいから背丈がすごく伸びて、あと少しで抜かされるって感じている』
『今や家族で私が一番小さい。ちょっと前までは、子どもたちが私の腰にしがみついていたのにって寂しくなるよ』
『タケノコのように伸びるって本当だった。中3の息子が定期テストの成績が上がって大喜びでハグしてきたとき、目の前がムッキムキの胸板だった。細くて小さかったころを思い出して、切なくて泣いたよ。息子には合格できそうになって、嬉し泣きだと思われているけどね』
いつかは自分よりも大きくなるだろうとわかっていても、その日が来たときには戸惑いを感じたり、幼かったわが子を思い出して切なくなったりするのでしょう。「嬉しさも寂しさも両方ある」と共感してくれたママたちに、投稿者さんは
『わかってくれる人がいて嬉しかった。ありがとう』
と返していました。
子どもからすれば、どう思う？
『自分より母親が小さいって気づいてから、なんか優しくなった』
『ママを抜いて得意気』
ママの背を追い抜いた子どもの様子を伝えてくれるコメントもありました。ママが嬉しさや寂しさを感じたように、子どもも何か感じるところがあったようです。親だけでなく子どもにとっても、嬉しいだけではない心境の変化があるのかもしれません。
投稿者さんと同じ世代の子をもつママたちの心あたたまるやりとりが続いた今回の投稿。たとえ子どもの背丈が親を超えなくても、親が子どもを見る目線の位置が変わったら、ふと子どもの成長を感じるものなのでしょう。身体も心ももっともっと大きく成長してほしいですね！
文・間宮陽子 編集・藤まゆ花 イラスト・Ponko
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