小学6年生が作った精霊馬ロボットが「やたらにリアル」 駆け足のキュウリと、ゆったり歩くナスに、ご先祖様への思いがこめられていた

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2022年08月17日 16:10  まいどなニュース

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写真ロボと野菜の融合! 新感覚の精霊馬です 提供:ようたろう&おかあさん
ロボと野菜の融合! 新感覚の精霊馬です 提供:ようたろう&おかあさん

「#精霊馬」「#精霊馬2022」というハッシュタグでツイッターに趣向を凝らした精霊馬が多数投稿されるなか、異彩を放っていたのが、4本足で本当に「走る」キュウリ馬と「歩く」ナス牛。投稿したのは、小学6年生の男の子とお母さんとで作った作品を公開するようたろう&おかあさん(@YTR_OKS)。ユニークな精霊馬の作り方をたずねてみました。

【動画】すごい勢いで走るキュウリ馬と、ゆったり歩くナス牛

お盆にご先祖様がこの世とあの世を行き来する乗り物とされる精霊馬。地域によって違いはあるようですが、お盆のはじまりには先祖の霊が早く家族のもとに戻って来れるようにキュウリの馬を、お盆の終わりにはゆっくりあの世に帰れるようにナスの牛を用意すると言われています。

「精霊馬 作りました! 来る時は速いキュウリ 帰りはナスでゆっくり!」。そんな言葉とともに投稿された動画の精霊馬には機械仕掛けの足が付いています。キュウリの馬はパッカパッカと音を鳴らしながら駆け足で、ナスの牛は地面を踏みしめるようにゆっくりと進みます。ご先祖様に早く来て、ゆっくり帰ってほしいという願いが実現されています。

投稿には「うわあ!すごい、すごいっ!」「野菜は未加工なのツボっちゃったw」「きゅうり速いww」「馬がちゃんとパカパカ言って走ってるのが良いです」「メカ精霊馬と書くとめっちゃSFファンタジー」「これはスゴい 思い付くアイデアと作る技と動きの面白さで 合わせ技一本」「これは未来型精霊馬www みんな色々考えるね〜w」などの声が寄せられ、多くの人に驚きと笑いをもたらしたことがうかがえました。

そんな精霊馬を作ったのは小学6年生の男の子、ようたろうくんとそのお母さん。今回はようたろうくんのお母さんに、精霊馬ができるまでや、制作する上で大切にしていることなどについて聞きました。

精霊馬ができるまで

――精霊馬の作り方を教えていただけますか。

「キット商品として発売されている馬とキリンの工作キットの胴体と足部分を使っています(キュウリに使ったのはタミヤ ロボクラフトシリーズ No.12 メカ ダービー 71112、ナスに使ったのはタミヤ ロボクラフトシリーズ No.5 メカ キリン 71105)。以前に作って元々あったものなので、頭などを外して野菜を乗せただけで、制作時間は、あまりかかっていません」

――野菜とロボット部分はどのように固定していますか。

「胴体の上の面に電池ボックスがあるので、電池ボックスと同じぐらいの大きさで、野菜に四角い穴をあけてそこにはめるようにして上に乗せています」

――キュウリの馬とナスの牛で走るスピードがちがいますが、精霊馬が走る速さはどのように調整されましたか。

「走る速さはモーターボックスの中のギヤの組み合わせで変わります。ようたろう曰く『ミニ四駆的な言い方で“ギヤ比”が違う』状態だそうです」

――作るうえで大変だったこと、楽しかったことを教えてください。

「(大変だったことは)自宅の家庭菜園で採れたキュウリとナスなので、形の良いものがなかなかなく、ちょうど良いものを数日前からキープしていました。(楽しかったことは)乗せただけのキュウリが予想外に面白い動きをしてくれました」

以前作った馬とキリンのロボットのキットをうまく利用して作った精霊馬。速さの調整にミニ四駆のギアの知識が活用されているのが、工作好きなようたろうくんならでは。ところで精霊馬とは、小学生が選んだにしてはなかなかシブい題材のように思えるのですが……。

ようたろうくんは、精霊馬やその風習については漫画『団地ともお』(小田扉・作)を読んで知っていたのだそう。今回作ったのは、「ツイッターでは書きませんでしたが、去年、おじいちゃん(ようたろうくんの母方の祖父)が亡くなったこともあって、お盆ということで精霊馬を作りました」と、おじいさまを迎えるためだったんですね。

ようたろうくんとお母さん、作品作りのはじまりとこれから

ようたろうくんとお母さんは、精霊馬のほかにも、『天空の城ラピュタ』に登場するパズーのバズーカーをダンボールで、『マインクラフト』のキャラクター「クリーパー」の歩くペーパークラフトなどさまざまな作品を作っています。「ようたろう&おかあさん」として、ふたりで制作している上で大事にしていることは何でしょう。

――ようたろうくんとおかあさんとの作品作りはいつから、どんなきっかけで始まりましたか。

「物心つく前から、ものを作ることが好きで、ブロックやねんどで遊んでいました。小学校に上がってTVゲームで遊ぶようになって、遊んでいるゲームに出てくるキャラクターや武器などを作ることに興味が向いていきました。それらをYouTubeで工作動画にして公開して楽しんでいます」

――普段の作品作りのきっかけは?

「だいたいのパターンは、最初にようたろうが『〜〜を作りたい』と言い出して、どうやって作るか一緒に考えて、できそうだったら作り始めるといった感じです」

――小学6年生の男の子ようたろうくんとおかあさんが活動する上で、大切にしていることがあれば教えてください。

「今、6年生なので一緒に工作をしたりできるのも、そんなに長くはないと思います。親としては、手や口を出しすぎないことを心がけています」

◇  ◇

今後は、「ハロウィンに向けて、『マインクラフト』のキャラクター「ウォーデン」のきぐるみをダンボールで作りたい!」ようたろうくんと、ガチャガチャの本体を作りたいおかあさん。これからのふたりの新作や、ようたろうくんの成長が楽しみですね。制作の様子はツイッターだけでなく、YouTubeの「ようたろう ゲーム&工作チャンネル」でも公開。ゲームを楽しむ様子や自転車での旅も見ることができますよ。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・谷町邦子)

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  • きゅうりの姿のまま、かっ飛ばしたのが見れたりして… なすは、まさに牛歩(笑)
    • イイネ!4
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