アノマロカリスとハルキゲニアの精霊馬! 斬新すぎる発想と見事な造形美が話題、投稿主『ご先祖様、皆「見たことねえ生き物だ!」って驚いているよ』

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2022年08月17日 20:10  まいどなニュース

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写真こちらが「キュウリのアノマロカリスと、ナスのハルキゲニア」の精霊馬!!(たもさん提供)
こちらが「キュウリのアノマロカリスと、ナスのハルキゲニア」の精霊馬!!(たもさん提供)

 Twitterに「アノマロカリスとハルキゲニアの精霊馬」が投稿され、大注目されました。いったいなぜ、約5億年前のカンブリア紀に海の中に生息していたとされる両者を、精霊馬のモチーフに選んだのでしょうか…?投稿主である「たも」(@tamo_main)さんと、この素晴らしい造形を担当した弟さんに詳しい話をお聞きしました。

【写真】弟さんのユニークな精霊馬の過去作品をもっと見る

 お盆にご先祖様が、あの世からこの世へ行き帰りするための乗り物として作られる「精霊馬(しょうりょううま)」。こちらに来るときに少しでも早く着くためにキュウリで作った馬の乗り物を、逆に帰りはゆっくりと戻っていただくためにナスで作った牛の乗り物をご用意するのが一般的です。近年は馬や牛だけでなく、さまざまな動物や乗り物を形作った精霊馬の力作がSNSに投稿され反響を呼んでいます。が、今回話題になったキュウリのアノマロカリスと、ナスのハルキゲニアほど目新しい(あるいはこれ以上ないほど古めかしい?)精霊馬はちょっとお目にかかったことがありません!

 リプライ欄には「むしろモチーフになった生物が召喚されそうでとても好きです」と古代に思いを馳せる人や「知らない方のために参考図置いておきますね」と両生物の画像を並べる親切な人、また「ちゃんと行き(キュウリ)が速く、帰り(ナス)の方が遅く動く生き物になっているのも素晴らしい」と本来の役割における機能への配慮を称賛する声も届いています。さらに、この見るものの想像力を刺激する造形に、「し、使徒だ。」「始祖の巨人のやつ」などとアニメや漫画作品に登場する様々なキャラクターを思い出した人たちもいました。

 投稿には「毎年恒例の弟作の精霊馬」とありますが、いったい弟さんは本年、どのような思いでこの精霊馬を作るに至ったのでしょうか…?投稿主である「たも」さん(以下「投稿主」)と制作者である弟さん(以下「制作者」)に、話題になった精霊馬に込めた思いを語っていただきました。

弟さんの作る精霊馬は、毎年家族の楽しみ

――いつからこのような凝った精霊馬を制作するようになったのですか?

制作者:一番最初に精霊馬を作ったのは中学生くらいの時です。当時は,「普通に馬と牛をつくってもなんか面白くないし,少し変わり種にしてみればご先祖様もおもしろいかな?」と軽い気持ちで、少しアレンジを加えるくらいでした。飽きたらやめようかなとも思っていたのですが、まさか自分でも、かれこれ10何年も作り続けるとは思いませんでした。

投稿者:毎年家族の楽しみになっていて、この時期になると「今年は何を作るの?」と話題にあがります。

――本年はとてもユニークな題材を選ばれましたね。

制作者:特に事前にモチーフや制作期間を決めているわけではなく、毎年、お盆時期に頭の中にふっと思いついたものをその段階で制作しています。なので、毎年、動物であったり、乗り物であったり、人だったりとジャンルやクオリティ、制作時期はまちまちです。

特に今年はなかなか、頭の中に(アイディアが)わいてこず…。ふっ、と頭の中に「そうだ、ハルキゲニアとアノマロカリスを作ろう。」とおりてきたのが8月11日の深夜で、12日の昼に家の中の材料をかきあつめて夜に制作を行いました。

――見事な出来栄えです。制作者である弟さんは美大出身のデザイナーさん…なのでしょうか?

制作者:大学は普通の理系学科、現在も美術とは無関係の会社で働いています。なので、美術的なものとは縁がなく、むしろ学生時代は美術の成績は良い方ではありませんでした。

――そうなんですね!それぞれどんな材料を使っていますか。

制作者:特別なものは使っていません。毎年の決まり事として、特別な材料は使用せず家の中にあるもので制作することと、キュウリやナスには手を加えずにそのまま使用するということは意識しています。

キュウリの「アノマロカリス」は、「触手(脚)部分」「鰭」「尾」はアイスクリームの木べらを、「目」は竹串とBB弾を半分に割ったものを接着して作っており、自立させるためのスタンドは割り箸と木べらを組み合わせて作っています。なすの「ハルキゲニア」は、「脚」を割り箸で、「背中側の突起」は竹串を使って作っています。

――それぞれの制作時間とこだわった点も教えてください。

制作者:制作時間は、キュウリの「アノマロカリス」の方は、接着剤の乾燥待ちの時間等も入れて1時間程度、ナスの「ハルキゲニア」の方は30分弱位で作成しました。

キュウリの「アノマロカリス」の方は、触手部分の曲線の表現と、目玉部分の質感、鰭部分の頭側から徐々に長くなり、中央から尻尾に向かい短くなる点と、泳いでいる感じが表現できれば、と意識して制作しました。ナスの「ハルキゲニア」の方は、上下の向きと触角の本数を意識して制作しています。

投稿へのコメントの多さにびっくり

――投稿が大きく拡散しました。印象に残ったコメントはありましたか?

制作者:とても驚きました。毎年、20名位の人に見ていただいて、とてもありがたいなと思っていたのですが、今年は例年の1000倍じゃきかないほどの方に見ていただき、喜びとともに、「例年通りにつくっていただけで、特に変わったことはしてないのに、今年に限ってどうしたんだろう。」とも思いました。

あまりにも(コメントが)多かったので、しまいには家族で、「お盆だし、本当に、皆現世のアカウントなのだろうか。帰って来た人達では?」とも話していました。

「再現度が高い。」や「なす何処に乗ればいいんだ。」など、どのコメントも嬉しかったのですが、一番印象に残っているのが「これを見て夕食用のなすの煮びたしを冷蔵庫にしまうのを思い出しました。ありがとう。」というコメントでした。「いや、ハルキゲニア関係ねえし。」と思わず、くすっ、と笑ってしまい、この人面白いなと思いました。  

投稿者:アノマロカリスはともかくハルキゲニアにはどう乗るんだの論争、「学説と違う」とのコメントに最新の学説に基づいてると言及してくださる方がいたのが印象に残っています。この精霊馬は我が家の毎年の恒例行事で「ちょっと見てくれたら嬉しいな」と軽い気持ちでのツイートでした。

なので、今年はこんなに沢山の方の目に触れて嬉しいのと「どうした!?」と困惑が半々…というのが正直なところです。この夏1番の我が家の大事件となっています。バズるなんてなかなか無い貴重な体験させて頂きました。良い夏の思い出になりました。

(まいどなニュース特約・山本 明)

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  • バージェス動物群だワン��エディアカラ動物群はどうしたニャǭそれを再現するのは難しい����
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