「君は悪くない」、「子どもたちの父親にはなれない」、「ケジメだ、別れてくれ」そう言うと、ハルマは家を出て行ってしまいました。
ハルマと結婚をするから、生活費は何とかなると思っていました。けれどこうなった以上、エツジの力を借りないと生活もままなりません。養育費はわずかながら支払われていますが、もうそれだけではどうにもできないと思い、エツジに電話をすると……。
翌日ダメ元で昔住んでいた家に子どもと向かいました。チャイムを押してみると、エツジのお母さんが出てきたのです。玄関先で、生活していくお金がないこと、子どもたちの進学費用が用意できないこと、それだけでもどうにかしてくれないかと頼み込みました。
【第6話】へ続く。
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