巨人がBクラス転落も、他球団からは「うらやましい」の声

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2022年08月19日 06:30  AERA dot.

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写真今年は度重なる故障に泣かされている巨人の坂本勇人
今年は度重なる故障に泣かされている巨人の坂本勇人
 借金生活で逆転優勝が厳しくなった巨人。エースとして長年活躍してきた菅野智之が6勝6敗と波に乗れず、救援陣も「勝利の方程式」が確立できていない。今年故障で3度戦線離脱した主将・坂本勇人の「ショートの後継者」も頭を悩ませる問題だ。


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 ただ、長期的視点で考えると悲観することばかりではない。


 他球団のチーム編成部の関係者は「巨人は将来が楽しみな若手が多い。特に投手陣はエースになれる可能性を秘めた素材がゴロゴロいてうらやましい。彼らが大成できるかは1軍の舞台で投げ続けられるかにかかっている。巨人は外部からの補強に積極的な球団なので、即戦力の投手が加入したら若手の登板機会が減ってしまう。少し時間がかかるかもしれませんがじっくり育てた方がいいと思います」と指摘する。


 確かに、今季は新しい力が躍動している。ドラフト1位・大勢は抑えに抜擢されて28セーブの大活躍。新人王だけでなく最多セーブ投手の記録も十分に狙える位置につけている。また、堀田賢慎、戸田懐生、赤星優志、大勢、平内龍太、山崎伊織、直江大輔がプロ初勝利をマーク。1シーズンでプロ初勝利7人はプロ野球最多記録だ。プロ4年目で自身初の2ケタ勝利を挙げた戸郷翔征を含め、若手の成長株たちが次々に頭角を現している。


 スポーツ紙記者は「戸郷、山崎伊、堀田、直江はそれぞれタイプは違いますが直球に力があり、チームの柱にならなければいけない投手たちです。戸郷は22歳、山崎伊は23歳、堀田は21歳と年齢が近い。直江も戸郷と同学年の22歳です。斎藤雅樹、桑田真澄、槙原寛己が『史上最強の3本柱』を結成したように、生え抜きの投手たちで先発ローテーションの中心を担ってほしいですね」と期待を込める。


 巨人はFA市場に積極的に参入してきた歴史がある。他球団のエースや4番打者を獲得することは大きなプラスアルファが期待できる。近年では、2020年オフにFA権を行使した井納翔一(DeNA)をヤクルトと争奪戦の末、獲得に成功している。



 ただ、上記の選手たちが期待通りの活躍をしたかと言えば疑問だろう。中日で最優秀防御率のタイトルを2度獲得した野口茂樹は巨人在籍3年間でわずか1勝のみ。門倉健も巨人でプレーした2年間で1勝に終わった。野上亮磨も3年間で5勝止まり。救援で活路を見いだしたかにみえたが、右肩痛により昨年限りで現役引退を決断した。井納も背水の陣を迎えている。移籍1年目の昨年は5試合登板で0勝1敗、防御率14.40の大誤算。今季は6月22日のDeNA戦で暴投を含む4球連続ボールの四球で即降板、ファーム降格を命じられる試練を味わった。新型コロナウイルスの感染者がチーム内に続出した影響で8月2日に再昇格し、救援登板した6日のヤクルト戦で移籍後初勝利を飾ったが、15日に登録抹消された。


「FA権を行使する選手は実力的に峠を越えた選手が多い。活躍しても最初の1、2年でその後は不良債権と化してしまうケースが珍しくありません。それなら生え抜きの選手を育てた方が長期で活躍できる。毎年のようにFAで選手が退団しても強い西武がチーム作りの好例です。野手も増田陸、中山礼都を筆頭に楽しみな若手が多い。今年は低迷していますが、若返りの過渡期なのでじっくり腰を据えて育成に神経を注いだ方が良いでしょう」(スポーツ紙デスク)


 戸郷、山崎伊、堀田、直江…未来のエース候補の若武者たちが「投手王国」を再構築できるか。(梅宮昌宗)


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  • 若手若手言うけど戦力と言われんやろ(笑)
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