30分に1回「あごを上げて、腕を伸ばす」仕事中にできる自分メンテナンス

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2022年08月19日 20:01  ウートピ

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長引くコロナ禍で、社会に大きな変化が生まれています。テレワークの推進により、在宅で仕事ができる人は出社する必要がなくなり、人と会う機会が激減……。プライベートでも、外食控えなどで人と話す機会も減りました。働き方やライフスタイル、私たちの意識もガラッと変わった3年間だったのではないでしょうか。

そこで今回、婚活サイト「キャリ婚」を主宰する川崎貴子(かわさき・たかこ)さんと、法人向けの訪問型ボディケアサービスを提供しているユラックスの代表取締役・山口建臣(やまぐち・たけおみ)さんに、「コロナ禍での自分メンテナンス」をテーマに対談していただきました。

30分に1回「あごを上げて、腕を伸ばす」

川崎貴子さん(以下、川崎):前回、話したように、外に出るのは大事なんだけどまたコロナも増えてきてしまいました。そんな状況の中でさらに多忙な人たちもたくさんいると思うので……。今日は、山口さんに、自分でできるセルフメンテナンスを教えていただけるとうれしいかな、と。

山口建臣さん(以下、山口):テレワークになって、一番変わったことは仕事をする環境だと思います。自宅のダイニングテーブルだったり、ベッドであぐらをかいて仕事したり。まずは、その環境が合ってないので疲れるんですよね。

これはオフィスでも言えることなのですが、パソコンや携帯を見ている目線って、絶対にあごが下がっているんです。そうすると何が起きるかというと、首の胸鎖乳突筋が緊張してくる。かつ、あごが落ちているので、頚椎(けいつい)が真っすぐになってしまう、いわゆる“ストレートネック状態”になるんです。

だから、パソコン作業中に、あごの下にこぶし一個入るかどうか、チェックしてほしい。入れてみると、だいたいの人はあごが上がると思います。ただ、その姿勢を保つのはなかなか難しいんです。でも、「ここが正しい場所」だということを教える意味で、たまに戻してあげてください。

川崎:あごの下にこぶし一個ですね。

山口:それと、「疲れた〜」って言いながら、よく肩を回すじゃないですか。それも効果的なやり方があって、まずは自分の肩を持って、胸の前で両肘をつける。その肘を上に高く上げてください。キツいですよね?

川崎:キツい……。

山口:上がってきたら、円を描くように後ろに回してください。そのときに、肘を肩甲骨よりも後ろに持っていく。肘を肩甲骨に近づける感じです。そしてまた、肘を前に持ってきます。肘を大きく動かすことによって、やっと肩甲骨が動くので、肩を回すだけではハッキリ言って意味がないんです。

川崎:これは、すごくいいですね。

山口:みなさんの仕事の動作は、すべて内巻きなんです。やればやるほど、体の前側を中心にどんどん緊張が強くなるので、「あごを上げて、腕を伸ばす」という今の動きを、30分に1回やってみてください。

特にシステム開発とかデスクワークの人って、3時間ずっと同じ姿勢で作業をすることって当たり前じゃないですか。下手したら、午前中はトイレにも立たないみたいな。だから、30分のタイマーをかけて、筋肉をいったん緩めてあげるのがいいかなと思いますね。

「坐骨と両足の裏の3点でしっかり抑える」正しい座り方のコツ

——(ウートピ編集部)ノートパソコンで作業しながら、画面は斜め前に設置したモニターを見てるんですけど……。

山口:目線はいいんですけど、モニターが斜め前ということで身体(からだ)がズレてるのが怖いですね。本来だったら、正面を向いてほしい。ずっとその姿勢だと、腰を痛めます。

川崎:じゃあ、デスクトップが一番いいのかな?

山口:そうですね。やっぱり、パソコンって、マシンとしては都合がいいけど、人間の身体的にはよくないです。だって、国語の授業で、腕を伸ばして目の前に教科書を持ってきて音読していたじゃないですか。人間は、脳が重くなって二足歩行になった分、背骨に湾曲があるので、骨格的にはそっちのほうが自然なのです。座り方にしても骨盤を立てなきゃいけないとか、たくさんあるんですよ。

みんな楽だからって腰を斜めにして座ってますけど、腹筋を使わないし、反り腰の状態になっていきます。でも、自分のなかでは楽じゃないですか。ただ、楽だということは、筋肉を使ってないから。僕はいつも、「叶姉妹みたいな座り方をしなさい」と言っています。 “お尻座り”みたいな感じですね。

——椅子選びも重要ですか?

山口:自分の身体に合った椅子というのは、座ったときに足の裏が床につくかどうか。座るということは、足の裏をしっかり踏むということなんです。それと、骨盤は、坐骨・仙骨・寛骨の3つの骨でできているのですが、まさしく坐骨で座らないといけない。

座ったときにお尻を触ると、骨が当たりますよね?それが坐骨なのですが、みんな仙骨で座っています。本来は、腹筋を使って座り、坐骨が座面につかないといけないんです。要は、坐骨と両足の裏の3点でしっかり抑えて座るのが、正しい座り方です。だから、背もたれには基本的に寄りかからない。寄りかかっちゃうと、腹筋を使わないので。

川崎:戦国武将のような“漢(おとこ)らしい”座り方ですね。

山口:そうです、昔の将軍みたいな感じです。ただし、背もたれを使うのであれば、しっかり奥まで下がって座ってください。ゲーミングチェアとかハーマンミラーなんかは、しっかり奥まで座ると、腰の湾曲カーブが保てるんですが、みんなこういう使い方をしてますかね(笑)。

僕からすると、「10何万もかけて意味ないじゃん!」って思いますけど……。だから、さきほどの3点でしっかり座れば、どんな椅子でもいいと思います。強いて言うなら、ベッドの上とか、ちゃぶ台とか、椅子じゃないところはやめたほうがいいですね。

楽なことって本当に“いいこと”なの?

川崎:仕事のときだけじゃないですよね。以前は、映画なんかも座ってテレビ画面で見てたのに、今はデバイスも増えてるから、寝ながらスマホで見ちゃったりして。家族全員がスマホを持っているから、それぞれベッドで寝転びながら見てて……。なんか、恐ろしいね。

山口:本当に恐ろしいです。宇宙から帰ってきたばかりの状態みたいに、みんな重力に耐えられなくなると思う。それはよくないですよね。

川崎:重力に逆らっていかないとダメですね。

山口:逆らわないのが楽になっちゃっているから。コロナ禍で、自分をベースにして、楽なことが“いいこと”になっている気がしていて。出社しないのも、マスクを外さないのも、メイクをしなくて済むじゃない?「それって、本当に“いいこと”なの?」というところを考えないと。こういう状況だから仕方がないけど、自分の身体は自分しか守れないので、すごく気になっています。

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