レッドブルF1のマルコ、角田に常に冷静であるべきと苦言も「優勝するポテンシャルがあるドライバー」と高く評価

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2022年08月20日 08:00  AUTOSPORT web

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写真2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP 角田裕毅(アルファタウリ)とレッドブル・モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコ
2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP 角田裕毅(アルファタウリ)とレッドブル・モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコ
 レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコが、アルファタウリの角田裕毅について語り、走行中の無線での感情の爆発は行き過ぎであり、それはパフォーマンスにマイナスの影響を与えるため、改善を促していると語った。一方で、マルコは角田には将来優勝する力があるとして、大きな期待を示してもいる。

 F1での2年目を過ごしている角田は速さを評価されつつあるものの、無線でしばしば感情を爆発させることについてはチームは問題視してきた。角田がチームメイトのピエール・ガスリーと接触し、2台ともがノーポイントに終わったイギリスGPの後、マルコは角田を“問題児”と呼び、走行中に興奮して無線で怒りを爆発させることなどを指摘、レッドブルは心理療法士を雇ったと明かした。

 最近『Motorsport-Total』が行ったインタビューのなかで、マルコは、なぜ角田が感情を抑えられるようになることが重要かについて語った。

「ある時点で無線での彼の怒りの爆発が度を越してしまった。彼は(F2の)カーリン時代に英語で悪態をつくことを覚えた。だが、コーナーの半ばで悪態をついたり罵ったりすることはよくない。遅くなってしまうからだ。我々は彼に対して、それをやめなければならないと説明した」

「さらに、『bloody f*cking car(とんでもないマシンだ)』などというフィードバックでは、エンジニアたちは何もできない。我々としては、マシンがどういう挙動を見せているのかを正確に知る必要があるのだ。彼はそれを分析した上で、事実に基づいて発言する必要がある」

 マルコは、角田は日本人としては珍しいタイプであるとして、「彼は非常に感情的であり、日本人としてはどちらかといえば例外的だ」とも述べている。

 心理療法士を雇うことは角田の役に立っているかという質問に対し、マルコは「イエス」と答えた上で、感情をコントロールすることが苦手なドライバーは珍しくはないと強調した。

「これについて問題を抱えているドライバーは角田だけではない。特別悪いことではないのだ。裕毅は我々のなかで非常に人気がある存在だ」

 角田に世界チャンピオンになるポテンシャルはあると思うかと聞かれたマルコは、グランプリで優勝する能力はあると明言するとともに、チャンピオンになるにはさらに多数の課題があると語った。

「彼にはグランプリで優勝するポテンシャルがある。それは我々がジュニアプログラムを通して目指していることでもある」

「ワールドチャンピオンになるには、多くのことが良い方向に進み、うまくまとまる必要がある。さらにドライバーは人格の面でも一歩レベルを上げる必要があるのだ。重大な局面において、ドライバーがチーム全体を引き上げたり引っ張っていくこともできるし、あるいは打ちのめすこともできるのだから」
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