京都鉄道博物館でEF66形27号機「ニーナ」&EF65形2085号機など展示

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2022年08月20日 19:51  マイナビニュース

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京都鉄道博物館は20日、JR貨物の電気機関車EF66形27号機・EF65形2085号機と、コンテナ貨車2両の特別展示に合わせ、入線シーンを報道公開した。国鉄時代に製造された電気機関車2両が並び、報道関係者から熱い視線が注がれた。


EF66形は貨物用の直流電気機関車として開発され、1966(昭和41)年に試作機EF90形が登場。1968(昭和43)年からEF66形として量産が開始された。EF66形の特徴はパワーと外観であり、最高運転速度は110km/h、1時間定格出力はEF65形の1.5倍に相当する3,900kWにもなる。外観はスピード感あふれるデザインとなり、多くの鉄道ファンを魅了し続けてきた。



1969(昭和44)年、鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞。1985(昭和60)年からは東京駅発着で山陽・九州方面へ走る寝台特急(ブルートレイン)の牽引を担った。


EF66形のうち、国鉄時代に製造されたものは0番台、JR発足後に製造されたものは100番台に区分されている。今回展示されるEF66形27号機は1973(昭和48)年の製造。1987(昭和62)年以降はJR貨物に所属した。現在は0番台最後の1両となり、鉄道ファンらから「ニーナ」の愛称で知られている。2022年に定期運用から離脱。現在は予備車になったが、存在感を示し続けている。



EF66号27号機と並んで展示されるEF65形2085号機は、1977(昭和52)年に製造された。同機もJR貨物に所属し、現在も首都圏をはじめ東海道本線などで貨物列車を牽引する。2022年3月、更新前の通称「特急色」に塗装を再変更。JR貨物が所有するEF65形で最後に全般検査を行った車両でもある。EF65形2085号機に関しては、今後も活躍を続けるという。



その他、全国各地で活躍するコンテナ貨車コキ104形・コキ107形も展示。両車ともさまざまなコンテナを積載でき、最高速度110km/h運転に対応する。


入線シーンは安全上の理由から、報道関係者のみの公開となった。最初にディーゼル機関車DE10形がコンテナ貨車2両(コキ104形・コキ107形)とEF66形27号機、EF65形2085号機を後方から押し込む形で、京都鉄道博物館の本館1階「車両のしくみ / 車両工場」エリアに入線する。コキ104形を切り離し、入換作業を経て隣線へ。続いてコキ107形とEF66形27号機を館内で切り離し、入換作業を経て、最終的にEF65形2085号機をコキ104形に連結させた。国鉄型直流電気機関車の代表車両であるEF66形とEF65形が並ぶ姿は圧巻だった。



JR貨物の電気機関車・コンテナ貨車の特別展示は8月28日まで行われる。8月20日14時から8月21日12時までと、8月21日16時から8月28日13時まで、EF66形・EF65形の前面にヘッドマークを取り付ける。展示関連イベントとして、8月21・28日の11時・13時・15時にEF65形2085号機の運転台を公開。8月21・28日の10時30分・14時・16時にJR貨物社員による解説ツアーも行われる。(新田浩之)

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  • 何で「ニーナ」とかベルトサタンに捕まりそうな呼び方なんだよと思ったが、「ニナ」だとガンダムヲタクソオンナみたいだから…なのか?
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