プロポーズに花束を！贈る花や本数の選び方、気を付けたいこと

プロポーズといえば、指輪と並び花束のイメージを持つ人もいるのでは？プロポーズで花束を贈ることはどんなメリットがあるのでしょうか。定番のバラに加え、色や本数、花言葉などでプロポーズに人気の花束を紹介！また、プロポーズで花束を贈るときの注意点や、スマートに渡す方法などを、第一園芸株式会社クリエーティブ・ディレクターの石川恵子さんに伺いました。

プロポーズで花束を贈る理由

プロポーズに花束を贈る人も増えているそうです。プロポーズの花束には、どんなメリットがあるのでしょうか。

オンリーワンのギフトになる

花は一期一会のものなので、全く同じものはありません。その日、その時に相手を思って選んだ花であることが伝われば、とても感動的な贈り物になるはずです。

贈られた花を見たときに記憶が蘇る

プロポーズに贈る花束は、その時季の旬の花を選ぶ人も多いです。プロポーズの後も、贈った花を見ることで素敵な思い出がよみがえります。

ロマンチックな演出ができる

花束を贈るという行為は、それだけでロマンチックなムードをつくってくれます。素敵な演出効果のおかげで、忘れられない思い出となることでしょう。

プロポーズに定番・人気の花束は？

画像提供：第一園芸株式会社

花には花言葉があり、バラは色や本数によって花言葉が違います。定番のバラに加え、プロポーズに人気の花束を紹介します。

赤いバラの花束

「あなたを愛しています」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」などの、プロポーズに適した花言葉を持つ赤いバラ。プロポーズ＝赤いバラの花束というイメージの人も多いほど、プロポーズには定番の花束です。

ピンクのバラの花束

ピンクのバラの花言葉は「上品」「感銘」です。「上品なあなたに」というメッセージを込めた、華やかで可憐なピンクのバラの花束もおすすめです。

12本のバラの花束

12本のバラの花束は、「私と付き合ってください」という花言葉があり、プロポーズで贈る花束に多く見られる本数です。

ダズンローズとも呼ばれ、感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠といった12の意味を込める場合もあります。

108本のバラの花束

「結婚してください」という意味があります。「108＝とわ（永遠）に」と読めるため、プロポーズの意味が込められています。

スイートピーの花束

画像提供：第一園芸株式会社

冬から春にかけては、フリルのような花びらが印象的なスイートピーが旬を迎えます。

「優しい思い出」「門出」というプロポーズにもぴったりな花言葉と一緒に、甘くて可愛いものが好きな相手に贈ってみてはいかがでしょうか。

ヒマワリの花束

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夏を代表するヒマワリの花言葉は「あなただけを見つめる」「憧れ」です。プロポーズが夏の時季だったり、夏が好きな相手だったりしたら、黄色が鮮やかなヒマワリの花束はぴったりです。

ダリアの花束

画像提供：第一園芸株式会社

「華麗」「気品」の花言葉を持つダリアは、夏から秋にかけて出回る花です。ダリアの特徴は、花びらの数が多く、花が大きいこと。「定番のバラ以外の花束を贈りたい」「ゴージャスでインパクトのある花束にしたい」という人におすすめです。


バラの色や本数別の花言葉をもっと知りたい人はこちらの記事もチェック！
バラの花言葉！花束を贈る前に知りたい色別・本数別の花言葉

プロポーズで花束を贈るときの注意点

プロポーズで花束を贈るときに避けた方がよい花や、準備するにあたって気を付けたいことなど、注意点として知っておきたいことをお伝えします。

相手の好みではない花や色は避ける

プロポーズは多くの人が赤いバラを選びますが、赤いバラが好きな人ばかりではないということを頭に入れておきましょう。また、ユリなどの香りの強い花は好みがはっきり分かれる花です。

相手の好みは、今までの会話や普段の様子から分かると思いますので、好きな花や色を事前に調べておくとよいでしょう。

花束のサイズに気を使う

大きな花束のサプライズ効果は抜群ですが、相手が持ち運びすることまでを考えて贈りましょう。また、１輪などのシンプルな花束は、「プロポーズとしては軽すぎる」と思ってしまう人もいるかもしれません。

プロポーズ後は帰宅するのか、帰りの移動手段は何なのか、自宅に大きな花瓶はあるかなど、相手の予定のリサーチや、持ち帰りへの考慮も必要です。

また、普段の言動から「派手なことが好きなのか」「控えめなことが好きなのか」などの好みを考えて選ぶとよいかもしれません。

花言葉を気にしすぎない

花言葉は贈り物をよりロマンチックに演出してくれますが、絶対的なものではないですし、さまざまな表現が混在しています。例えばアジサイは「移り気」という花言葉もあれば、「団らん」という意味もあります。

あまり花言葉にとらわれすぎず、相手の好きな花を贈る方が気持ちもシンプルに伝わることもあります。

事前に予約する

花束はその場で作ることも可能ですが、予約しないと花束を作るのに時間がかかったり、希望の花が揃わなかったりする場合もあります。

プロポーズの予定が決まったら、１週間くらい前を目安に花屋に花束をオーダーしましょう。遅くても、前日までには予約する方がベターです。

当日に購入する

花束の場合、ある程度の保水はされていますが、前日であっても事前に買いおいておくことはおすすめできません。花の水が下がってしまい、せっかくの花束がしおれてしまいます。

どうしてもプロポーズの当日に用意できない場合は、相手と一緒に花屋に行って、好きな花を選んでもらうのも手です。サプライズにもなりますし、相手の好みで花が選べるというメリットがあります。

また、レストランやホテルなどでのプロポーズを予定している場合は、予約している場所に花屋から届けてもらえる場合もあります。その場合、予約場所にも連絡を入れて、プロポーズ用の花束が届くことを伝えておきましょう。

花束をプロポーズでスマートに渡す方法

記憶に残るプロポーズにするためにも、花束はムードが盛り上がったベストなタイミングで渡したいもの。花束をプロポーズでスマートに渡す方法を紹介します。

レストランでうまく隠してもらう

プロポーズでレストランを予約している場合は、レストランのスタッフに事情を話して、協力してもらいましょう。

プロポーズのタイミングまで花束を隠してもらったり、指輪を渡した直後にスタッフに持ってきてもらったり……。ベストなタイミングで花束が渡せるように打ち合わせをしておくことが大切です。

ホテルの部屋に持ってきてもらう

ホテルでのプロポーズを考えている場合は、時間を指定してホテルの部屋に届けてもらうとロマンチックな演出になります。

前もって花束を預けておけば、クローゼットの中やベッド上など、ホテルの部屋に花束を隠してもらうことができることもあります。置き場所は、コンシェルジュに相談して事前に打ち合わせしておきましょう。

自宅で渡す

自宅でのプロポーズの場合でも、花束は見えない場所に隠しておく方がスマートです。花束が取り出しやすい場所だったり、全く分からない箇所だったりと、隠す場所は自宅ならではの自由が利くことは魅力です。

または、自宅に帰って電気がついた瞬間に見える場所に置いておくと、素敵なサプライズになるかもしれませんね。

プロポーズに愛を込めた花束のプレゼントを

花束をもらうシチュエーションだったり、花言葉だったり、花束の美しさだったり……。プロポーズに花束を贈ることで心に残る演出ができます。どんな花を贈ればいいか迷う場合は、花屋さんに相談するのもおすすめですよ。


取材・文／坂田圭永


【監修】
第一園芸株式会社 クリエーティブ・ディレクター 石川恵子さん
「プラスONEの感動」をモットーに、花と緑でお客さまに感動を届けている第一園芸株式会社。花束やアレンジメントなどのお花の販売に加え、ウエディングパーティやイベント会場での装花事業、オフィスや商業施設などの空間デザイン、環境緑化事業と、花と緑に関する多くの事業を展開する。特別な数で贈るローズブーケが好評のオンラインショップや、バラにまつわるお話も出てくる暮らしの楽しみ方を提案するサイト「花毎（はなごと）」も絶賛公開中。
花毎（はなごと）：https://www.hanagoto.daiichi-engei.jp/
公式オンラインショップ：https://www.daiichi-engei.co.jp/ec/
ウエディングサイト：https://www.daiichi-engei.jp/wedding/

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