レスター指揮官、移籍希望のフォファナに言及「現在はU23で練習している」

レスターを率いるブレンダン・ロジャーズ監督が、去就に注目が集まっているU−21フランス代表DFウェズレイ・フォファナの現状について明かした。24日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

　フォファナにはチェルシーからの関心が寄せられており、同選手も移籍を希望していることが明らかになっている。それでも、23日に提出されたと見られる固定の移籍金6000万ポンド（約97億円）＋ボーナス最大1000万ポンド（約16億円）相当となる3度目のオファーもレスターが拒否したことが報じられている。

　移籍の話題が過熱しているフォファナはプレミアリーグ開幕から2試合連続でフル出場していたものの、20日に行われた第3節サウサンプトン戦はプレーする準備ができていないことからベンチ外となっていた。

　23日のカラバオ・カップ2回戦ストックポート・カウンティ戦もベンチ外となっていた同選手へのオファーについてロジャーズ監督は試合後、「オファーはあったが、拒否した。試合に集中していたので、それ以外の詳細などについて100パーセントは知らない」とオファーを拒否したことを認めた。

　また、フォファナを前試合からメンバー外とした理由については「ある日、トレーニングに姿を見せなかった。それが先週末に参加させなかった理由だ」と明かしつつ、現在の状況については次のように明かした。

「彼は現在U−23の選手たちと練習をしているから、サッカーのフィットネス面は続けることができている。この段階ではあらゆる種類の気を散らすものを制御することが非常に重要だ」

「彼はいい子だが、ただ彼にとってはとても難しい状況だ。私はキャリアの中で何度もこのようなことに対処し、乗り切り、チームメイトを助けたいと思う状況になる選手たちを見てきた。だが、それに対処できない人たちもいる。もちろん、これは気を逸らすものであり、正しくはない。そして彼らが練習を欠席する場合は、選手たちからの完全な献身性が必要だ」

「彼らは高給を受け取っている。少なくともするべきことは立ち上がることだ。もし、それが敬意を表してできないのであれば、私たちのグループに入ることもできない。だが、前から言っているように彼はとてもいい子だ。それでも、すべてのことに対処するのは彼にとって大変だろうし、そのような精神状態にある間は彼をプレーさせることは難しい」

　最後に「もし、それ（彼の退団）が起きるのであれば早い方がいい。なぜなら、私たちも（移籍市場で）仕事することができるかもしれないからね」とフォファナの去就問題の早期決着を望んでいることを強調したロジャーズ監督だが、果たして同選手の移籍は実現するのだろうか。