1安打でも見せたスゴさ 解説陣も唸るヤクルト・村上の“立ち居振る舞い”

0

2022年08月25日 06:30  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

ヤクルト・村上宗隆 (C) Kyodo News
◆ 個人の数字よりも「勝利」のために

 ヤクルトがホームで広島に連勝。

 早くも個人記録に注目が集まっている村上宗隆は、2つの敬遠を含む4四球と厳しいマークに遭いながらも安打を放ち、しかもそれが貴重な追加点となる適時打。この日は1打数1安打で、打率を.329とした。




 3−2と1点リードの5回裏は、先頭でヘロニモ・フランスアから四球をもぎ取ると、ドミンゴ・サンタナの3球目に盗塁を敢行。見事に二塁を陥れ、今季12個目の盗塁を記録した。

 6回裏は一死一・二塁で再びフランスアと対峙。1ボール・2ストライクと追い込まれ、5球目のチェンジアップにバットは折られたものの、執念で一二塁間を破る適時打。これが今季111試合目の出場にして111打点目となっている。

 24日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣も、改めて村上の働きぶりに脱帽。達川光男氏も「とても22歳とは思えない立ち居振る舞い」と感嘆の声をあげた。



 達川氏はなかでも“5回の盗塁”をポイントに挙げ、「申告敬遠が2つ、四球が4つですよ。それでも感情を出さないというか、泰然自若でね。とにかくチームが勝てればいいという気持ちでやっている」と、個人の記録よりもチームの勝利に主眼を置いて戦うその姿勢を絶賛。

 同じく番組に出演した齊藤明雄氏も「四球をこれだけ出されると、どうしても打ちたいという意識が出てくると思うんですが、それを我慢して甘い球を捉えている。落ち着いていますよね」と、エゴを出すことなく戦うことができている点を強調。「堂々とやっていますね」と目を細めた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』



【動画】ヤクルト・高梨が6回2失点の力投で7勝目! 8月24日:ヤクルト−広島のハイライト
    ニュース設定