親善試合が24日に行われ、バルセロナとマンチェスター・Cが対戦した。
この一戦は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の撲滅に向けたチャリティーマッチとして、カンプ・ノウで開催。かつてバルセロナでGKコーチやアシスタントコーチを務め、2年前にALS罹患を公表したフアン・カルロス・ウンスエ氏が主導のもと執り行われた。
スタメンは両チームともベンチ組を中心としたラインアップとなったなか、バルセロナでは新加入のジュール・クンデが初めて実戦デビュー。ジェラール・ピケととともに最終ラインを任された。一方のマンチェスター・Cも、新戦力のカルヴィン・フィリップスやセルヒオ・ゴメスらに加え、バルサ移籍の噂もあるベルナルド・シルヴァらも先発した。
師弟関係のジョゼップ・グアルディオラ監督とシャビ監督や、フェラン・トーレス&エリック・ガルシアとマンチェスター・C時代の同僚、昨季までブンデスリーガで得点王を争ったロベルト・レヴァンドフスキとアーリング・ハーランドらが再会を果たし、和やかなムードで会話する場面も見られたなか、9万人以上の観衆を集めた一戦は点の取り合いの展開となる。
まずは21分、マンチェスター・CはGKイニャキ・ペーニャのミスを見逃さなかったフリアン・アルバレスがネットを揺らし先制する。一方のバルセロナも29分、セットプレーから最後はピエール・エメリク・オーバメヤンがボレーシュートを決め、同点に追いついて前半を折り返す。
後半に入り次々と両チームがメンバーを変えるなか、67分にはバルセロナが敵陣エリア内でボールをカットし、最後はフレンキー・デ・ヨングがゴール。直後にはコール・パーマーの得点でマンチェスター・Cが追いつくも、79分にはセルジ・ロベルトの折り返しをメンフィス・デパイが決め、再びバルセロナがリードを取り戻した。
だが試合はこのままでは終わらず。アディショナルタイム、マンチェスター・Cは途中出場のアーリング・ハーランドが倒されPKを獲得すると、これをリヤド・マフレズが蹴り込み、土壇場で同点に追いついた。試合はこれで3−3となり、撃ち合いはドローに終わっている。
【スコア】
バルセロナ 3−3 マンチェスター・C
【得点者】
0−1 21分 フリアン・アルバレス(マンチェスター・C)
1−1 29分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(バルセロナ)
2−1 67分 フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)
2−2 70分 コール・パーマー(マンチェスター・C)
3−2 79分 メンフィス・デパイ(バルセロナ)
3−3 90+8分 リヤド・マフレズ(PK/マンチェスター・C)