セリエA第3節が26日に行われ、ラツィオとインテルが対戦した。
スクデット奪還を狙うインテルは、開幕から連勝スタートを達成。今節はこれまでと同様に、ロメル・ルカクとラウタロ・マルティネスの好調コンビを前線に並べ、マウリツィオ・サッリ監督の率いるラツィオと敵地で対戦した。
序盤にボールを握ったのはインテルだったものの、次第にホームのラツィオが流れを掴む。16分には左サイドを崩すと、クロスにチーロ・インモービレが合わせるもシュートはわずかに枠外へ。続く37分にも、今度は右サイドからの折り返しから再びインモービレがゴールを狙うが、ボールはGKサミル・ハンダノヴィッチが弾き出す。
すると迎えた40分、ラツィオは中盤からセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチがゴール前に浮き球のラストパスを送る。これに走り込んだフェリペ・アンデルソンが頭で合わせ、インテルゴールをこじ開けることに成功した。
1点ビハインドとなったインテルだったが、後半の立ち上がりに追いつくことに成功。51分、セットプレーからデンゼル・ダンフリースが頭で繋ぐと、ゴール前にこぼれたボールをラウタロ・マルティネスが足先で触りゴールを揺らす。これで勢いに乗ったインテルはその直後、今度はダンフリースが決定機を迎えるも、ここはGKイヴァン・プロベデルの好セーブでラツィオが難を凌ぐ。
同点となった試合は緊迫感を増すなか、ラツィオは57分にペドロとルイス・アルベルトを投入。すると75分、クロスを受けたペドロの落としから、L・アルベルトが思い切りよくハーフボレーを放つ。アウトサイドにかかったボールは見事にトップコーナーへ突き刺さり、目を見張るような鮮烈ゴールでラツィオが再び勝ち越した。
さらに86分には、再びサッリ監督の采配が命中することとなる。L・アルベルトのパスからインモービレが繋ぐと、左サイドからペドロが仕掛けてシュート。カットインからゴールのサイドネットを揺らし、ラツィオがまたも交代選手の活躍でリードを広げた。
試合はこのまま終了。サッリ監督の交代策がズバリ命中したラツィオが、インテルに今シーズン初黒星を与える結果となった。
次節、ラツィオは31日にアウェイでアタランタと、インテルは30日にホームでクレモネーゼと対戦する。
【スコア】
ラツィオ 3−1 インテル
【得点者】
1−0 40分 フェリペ・アンデルソン(ラツィオ)
1−1 51分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
2−1 75分 ルイス・アルベルト(ラツィオ)
3−1 86分 ペドロ(ラツィオ)