チェルシーは、U−21フランス代表DFウェズレイ・フォファナの獲得に関してレスターと口頭合意に至ったようだ。26日、フランスメディア『RMC Sport』が報じている。
今夏の移籍市場で、21歳のフォフォナをトップターゲットの1人に定めていたチェルシー。数週間にも及ぶレスターとの交渉の末、ついに獲得に向けたクラブ間での口頭合意に漕ぎ着けたようだ。23日に3度目の公式オファーを拒否されていたチェルシーだったが、26日に再び4度目のオファーを提示し、これがレスター首脳陣を納得させたものと見られている。
チェルシーは今夏、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーとデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの退団により、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリに続く2人目のCBの補強を望んでいた。イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、同クラブは4度目のオファーで7000万ポンド(約113億円)+ボーナスという条件を提示し、これに対してレスターが受け入れる姿勢を見せたようだ。
フォファナがチェルシー加入を望んでいることから、かねてより個人間での合意は済んでいた模様。このままクラブ間合意も正式なものとなれば、フォファナは新天地で2028年6月までの6年契約を結ぶものと見られている。
なおフォファナは、チェルシーへの移籍報道が加熱するなかレスターのトレーニングを欠席したことが理由で、20日のプレミアリーグ第3節サウサンプトン戦、23日のカラバオ・カップ2回戦ストックポート・カウンティ戦でいずれもベンチ外に。現在はレスターのU−23の練習に参加している状況だ。
現在21歳のフォファナは、サンテティエンヌの下部組織出身。2019年にトップチームへ昇格すると、現アーセナルのフランス代表DFウィリアム・サリバとともに、10代ながらレギュラーCBとして君臨。翌年レスターに完全移籍した。同クラブでは長期離脱もありながら、これまでにプレミアリーグで37試合に出場している。