アーセナルは同クラブ所属のイングランド代表FWブカヨ・サカとの契約延長を確信しているようだ。30日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。
2020年夏にアーセナルとの契約を2024年6月末まで延長したサカ。現行契約の期間を2年近く残しているものの、同選手に対してはマンチェスター・Cなどビッグクラブからの関心が噂されており、流出を避けたいアーセナルが契約延長交渉に臨んでいることが以前から明らかになっている。
報道によると、交渉は未だ合意に至っていないものの、アーセナルはサカとの新契約締結に自信をのぞかせているという。チームを率いるミケル・アルテタ監督も、「クラブとして、サカや彼の家族、そして代理人と足並みが揃っていると確信しているよ。すでに契約書は用意されていると思う。シーズン中にこうしたことに気を取られて欲しくないので、早く完了すると良いね。しかしこうした作業に時間がかかることも理解している」とコメントしたとされており、サカとの契約延長を確信しているようだ。
なお、サカ自身もアーセナルとの契約延長を前向きに検討している模様。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、サカは「僕もアルテタ監督が持っている自信を共有しているよ。アーセナルは本当に居心地が良い。チームメイト、コーチ陣、ファンからの愛を感じているよ」と発言したとされており、アーセナルへの残留を希望しているという。
アーセナルの下部組織出身で現在20歳のサカは、2019−20シーズンからトップチームに定着。徐々にチーム内での地位を確立し、2020−21シーズンは公式戦46試合出場7ゴール10アシスト、翌21−22シーズンは公式戦43試合出場12ゴール7アシストという成績を残し、2シーズン連続でクラブ年間MVPに輝いた。今シーズンもここまでリーグ戦4試合全てでスタメン出場を果たしており、チームに欠かせない存在となっている。
なお、契約延長が実現した場合、サカの給与は現在の2倍以上になる可能性が高いと伝えられている。