カルヴァーリョが98分に劇的決勝弾！…リヴァプール、難敵ニューカッスルに逆転勝利

プレミアリーグ第5節が8月31日に開催され、リヴァプールとニューカッスルが対戦した。

　前節ボーンマスに9−0と大勝し、ようやく今シーズン初勝利を手にしたリヴァプール。今節はホームに難敵ニューカッスルを迎えた。負傷者が続出するリヴァプールは、中盤でハーヴェイ・エリオットを先発起用。一方のニューカッスルは、今夏レアル・ソシエダから加入したアレクサンデル・イサクがスタメン入りし新天地デビューを飾っている。

　試合は序盤から、インテンシティーが高く均衡した展開が続く。両チームの集中した守備により決定的なチャンスは生まれないなか、リヴァプールは34分、スルーパスに抜け出したルイス・ディアスがGKを交わしてゴールを狙うも、体勢が悪くシュートは枠を捉えられない。すると対するニューカッスルは38分、ショーン・ロングスタッフのスルーパスに反応したイサクが右足でゴールを陥れ、新たなストライカーのデビュー戦でのゴールで先制に成功する。

　反撃したいリヴァプールは61分、サラーが裏に抜けると、エリア内で起点を作りゴール前に折り返し。そこに走り込んだロベルト・フィルミーノが右足でゴールに流し込み同点に追いつく。試合はその後、勝ち点3を目指し一方的に攻め立てるリヴァプールと、多くの選手が疲労の限界を迎えつつ、猛攻をなんとか凌ぐニューカッスルという構図が強まっていく。

　圧倒的なポゼッションを握りながら、ニューカッスルの気迫の守備を前にチャンスを作れないリヴァプール。それでも90＋8分、ラストワンプレーのCKをゴール前に送り込むと、ニューカッスルがクリアしきれなかったところを最後はファビオ・カルヴァーリョがボレー。途中出場の新星がゴールに叩き込み、劇的な形で決勝ゴールを奪うこととなった。

　試合はこのまま終了。劇的勝利を収めたリヴァプールは、これでリーグ2連勝となった。一方で、マンチェスター・C戦に続き強敵を苦しめたニューカッスルだったが、今季初黒星を喫することとなった。

　次節、リヴァプールは3日にアウェイでエヴァートンと、ニューカッスルは同日にホームでクリスタル・パレスと対戦する。

【スコア】
リヴァプール　2−1　ニューカッスル

【得点者】
0−1　38分　アレクサンデル・イサク（ニューカッスル）
1−1　61分　ロベルト・フィルミーノ（リヴァプール）
2−1　90＋8分　ファビオ・カルヴァーリョ（リヴァプール）