チェルシーに所属するスコットランド代表MFビリー・ギルモアが、三笘薫が所属するブライトンに完全移籍することが決定した。9月1日、両クラブが発表している。
発表によると、ブライトンはギルモアと2026年6月30日までとなる4年契約を締結。移籍金については非公開となっているものの、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、1000万ポンド(約16億円)で両クラブは合意したという。なお、ブライトンは4日に行われるプレミアリーグ第6節のレスター戦から同選手が起用可能であることも明らかにしている。
現在21歳のギルモアは2017年7月にレンジャーズの下部組織からチェルシーの下部組織に加入し、2019年8月にトップチームデビューを飾った。同クラブでは公式戦22試合に出場。昨シーズンは出場機会を求め、ノリッジへとレンタル移籍し、公式戦28試合の出場で2アシストを記録した。
また、スコットランド代表としても各年代別のチームに招集され、2021年6月にA代表デビュー。そのままEURO2020に臨む同国代表のメンバー入りを果たし、1試合でピッチに立った。これまで代表通算では15試合に出場している。
ノリッジへのレンタル移籍期間満了でチェルシーに復帰したギルモアは、今年6月には2024年6月30日までとなる新契約を締結した。しかし、トーマス・トゥヘル監督の信頼を勝ち取ることはできず、プレミアリーグの選手登録からも外れた。8月30日の第5節サウサンプトン戦前にようやく背番号が与えられ、ベンチ入りを果たしたものの、移籍市場最終日にブライトンへの完全移籍が決定した。
ギルモアの加入に際し、ブライトンのグレアム・ポッター監督はクラブ公式サイトで「ビリーはプレミアリーグとチャンピオンズリーグ、昨年のEUROでもスコットランド代表としてプレーした素晴らしい経歴を持ってやってきた。彼は我々の既存の中盤のオプションを補完してくれると思う」と期待を寄せている。