日本代表U-15がW杯で球数ルール違反…「3−0」完封勝ちから一転「0−7」で黒星

◆ 7回完封目前で上限到達も続投

　WBSC（世界野球ソフトボール連盟）は3日、メキシコで開催されている『U-15ワールドカップ』のスーパーラウンドにおいて、侍ジャパンU-15に球数制限のルール違反があったと発表。現地2日に行われたキューバ戦はスコア「0−7」の没収試合になった。

　野球日本代表・侍ジャパンU-15は、現地2日（日本時間3日）に行われたキューバ戦に3−0で完封勝利を収めたかと思われたが、7イニングを完投した辻琉沙投手（滋賀野洲ボーイズ）が規定の球数を超えて投球していたことが判明。

　今大会は1試合につき最大1人95球までの球数制限が設けられており、打席中に上限に達した場合は、その打者との対戦を終えるまで続投することができるが、辻は7回二死となった時点で規定を1球上回る96球に到達。本来ならここで投手交代する必要があったものの、このまま次打者に対しても続投し、99球で7イニングを完封していた。

　侍ジャパンU-15にとっては、今大会無敗だったキューバに土をつける快勝となるはずだったが、球数制限のルール違反により没収試合に。スコアは「3−0」から「0−7」に変更された。

　この試合の結果、キューバは4勝0敗でスーパーラウンド突破を決め決勝進出。日本は同ラウンド2連敗で2勝2敗となり、現地3日（日本時間4日）のスーパーラウンド最終戦・プエルトリコ戦でメダル決定ゲーム進出を目指すことになった。