リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、同クラブに所属しているU−21ポルトガル代表MFファビオ・カルヴァーリョの負傷状況について語った。クラブ公式サイトが3日に同監督のコメントを伝えている。
今夏にフルアムからの完全移籍でリヴァプールへと加入したF・カルヴァーリョは、プレミアリーグ開幕前のコミュニティ・シールド、そして開幕後の5試合すべてに途中出場。第4節のボーンマス戦でリヴァプールでの公式戦初ゴールを挙げると、続く第5節のニューカッスル戦では後半アディショナルタイムに劇的逆転ゴールを決めていた。
迎えた3日開催の第6節、エヴァートンとの“マージーサイド・ダービー”でF・カルヴァーリョは加入後初スタメンを果たした。インサイドハーフの位置でプレーしたものの、前半終わりかけの時間帯にアクシデント。38分に相手DFとの接触プレーで足を痛めてしまった。一度はピッチに戻ったものの、後半はプレーを続けることができず。ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノとの交代でピッチを後にしていた。
試合後、クロップ監督はF・カルヴァーリョの状態に言及。「そんなに悪いものではない」と話した後、「太ももの上部に強い打撃があり、膝を曲げることができなくなってしまったんだ」と詳細を説明した。「あとは、それがどれだけ早く収まるかだ。頑張っても、まともに走れないのは目に見えていた。ハーフタイムを待って、ボビー(フィルミーノ)と交代させたんだ」と語っている。
リヴァプールのクラブ公式サイトは、7日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第1節ナポリ戦の前に、F・カルヴァーリョの状態を再チェックすることになると伝えた。現在、スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、ギニア代表MFナビ・ケイタらリヴァプールのインサイドハーフには負傷者が続出している。ブラジル代表MFアルトゥールを迎え入れたものの、依然としてインサイドハーフの“駒不足”に悩まされている状況だ。F・カルヴァーリョも徐々に適応している様子を見せていただけに、軽傷であることを祈るばかりだ。