プレミアで再びVAR判定に批判続出…審判員団体は誤審を認め、調査へ

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2022年09月05日 15:14  サッカーキング

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判定への批判が続出しているプレミアリーグ [写真]=Getty Images
プレミアリーグで再びビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定を巡り物議を呼んでいる。4日、イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』などが伝えている。

 プレミアリーグ第6節が3日から4日かけて開催されたが、いくつかの試合では判定に注目が集まっている。チェルシー対ウェストハムの一戦では終了間際にウェストハムが同点弾となるゴールを決めたものの、VARチェックからのオン・フィールド・レビューの結果、直前のプレーでGKエドゥアール・メンディへのファウルがあったと判断され、ゴールは取り消しに。

 また、ニューカッスル対クリスタル・パレスの一戦では51分にオウンゴールによりニューカッスルが先制したかに思われたが、タイリック・ミッチェルに押されているように見えたジョー・ウィロックがGKビセンテ・グアイタに激突していたことで、オン・フィールド・レビューの結果、ファウル判定となり得点は認められなかった。

 今節はそのほか、ブレントフォード対リーズの一戦でもリーズにPKが与えられなかったり、アストン・ヴィラとマンチェスター・Cの一戦ではオフサイドでなかったのにもかかわらず、副審が旗を上げたことでフィリペ・コウチーニョの得点は認められないなど不可解な判定が相次いだ。

 審判団たちへの大きな批判が起きているこのような状況から、プレミアリーグはプロ審判協会(PGMOL)になぜ得点が取り消されたのか、その調査を要求したという。これを受け、PGMOLはウェストハムとニューカッスルの得点が取り消されたことはVARの判断が間違っていたことを認めた模様だ。

 今後、プレミアリーグは優先事項としてPGMOLと判定を見直すことに取り組むという。また、PGMOLもプレミアリーグの要求に全面的に協力し、その結果を毎週のパフォーマンスの継続的評価や今後の審判団育成の一環として利用していく予定であることが伝えられている。

 第2節のチェルシー対トッテナムではチェルシーDFマルク・ククレジャがトッテナムDFクリスティアン・ロメロに髪の毛を引っ張られて倒されたことがノーファウルと判定され、試合後にVAR担当のマイク・ディーン氏がミスだったと認めるなど、今シーズンのプレミアリーグでは判定への不満が続出している。問題が検証されることが明らかになったが、果たして改善されるのだろうか。

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