母豚のオーナーだという女性(画像は『The Daily Star 2022年9月6日付「Mutant piglet with elephant’s trunk growing out of its forehead ‘a sign of good luck’」(Image: Credit: Pen News-Dailyn Desabille)』のスクリーンショット) フィリピン中部ビサヤ諸島の島で今月2日、額から象の鼻が生えたような奇形の子豚が誕生した。子豚は顔の中心に穴のない鼻があり、生後間もなく死亡した。『The Daily Star』などが伝えている。
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ネグロス島ガフィットに住むデイリン・デラダ・デェザビィルさん(Dailyn Delada Desabille、18)は2日、所有している母豚の分娩に立ち会い、誕生したばかりの子豚を見て目を疑った。
デイリンさんはその子豚について「顔を見た誰もがショックを受けていた」と明かすと、次のように説明した。
「それは誕生した12匹のうちの1匹で、額から象の鼻のようなものが突き出していました。2つの目は寄っていて、足は象のように大きかったのです。」
個体は雌で、誕生後の写真では正常な位置に鼻がついているものの穴はなく、まるで潰れているかのようである。また2つ巨大な目は飛び出しているようにも見え、口からは舌が突き出し、体はつるつるで毛は生えていない。
あまりの奇形にデイリンさんは「驚いたと同時に可哀そうになった」と話しており、この子豚の写真をSNSに投稿したところ「豚には見えない」「この生き物はいったい何?」と困惑する声のほか「こんな子豚は滅多に見られない。幸運をもたらしてくれるに違いない」というコメントが多数寄せられたという。
しかしながらこの子豚には運がなかったようで、デイリンさんは「個体は普通に呼吸をすることができず、誕生から30分後には死んでしまいました」と肩を落とした。
なおこの子豚のような先天性奇形の発生には、遺伝子の異常、栄養、代謝異常、感染症や薬剤など様々な要因があるとされているが、フィリピンでは昨年6月にも、
顎がしゃくれ、額に象の鼻を付けたような奇形の豚が誕生しており、誕生後間もなく死亡していた 。
画像は『The Daily Star 2022年9月6日付「Mutant piglet with elephant’s trunk growing out of its forehead ‘a sign of good luck’」(Image: Credit: Pen News-Dailyn Desabille)』『Premier News Ventures 2022年9月2日付Facebook「LOOK: NO! It’s not an alien creature from another planet.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)