【きょうの金ロー】ジム・キャリー主演の名作『マスク』をこがけんが解説 当初はホラー作品の予定だった

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2022年09月16日 06:00  ORICON NEWS

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『マスク』が9月16日『金曜ロードショー』で放送(C)New Line Productions
きょう15日放送の日本テレビ系『金曜リクエストロードショー』(後9:00)では、ジム・キャリー主演の大ヒットコメディー『マスク』(1995年日本公開)オリジナル吹き替え版を本編ノーカットで送る。このほど『まもなく金曜ロードショー』(後8:54※関東ローカル)に出演する映画大好き芸人・こがけんから見どころコメントが到着した。

【写真】当初はホラーの予定だった!? 『マスク』場面写真

 ある日パッとしない銀行員スタンリー・イプキスが偶然不思議な仮面を拾う。ところが、自宅でそれを顔につけた途端、猛烈な緑の竜巻とともに超型破りな魔人「スタンリー・ザ・マスク」に変身してしまう。彼はマスクの力を借りて一目ぼれした女性・ティナにアタックしようとするも、事態は思わぬ方向に転がり、警察やギャングを巻き込んだ大騒動に発展してしまう。

――この作品の魅力は。

何と言っても、この作品でスターダムにのしあがったジム・キャリーの演技です!
気弱でお人好しな普段のスタンリーと、ドギツくも抜群のカリスマ性を発揮する「スタンリー・ザ・マスク」という二つの人格の演じわけはもちろん、変身しているときのマイムやダンスの爆発力ときたら、すごすぎてオーマイガー!!映画史に残ると言われる、彼の身体全体を使った演技をぜひ目に焼き付けてください!

――お気に入りのシーンは。

ヘイ!パチューコ!という掛け声が耳に残ること間違いなしの、クラブ・ココ・ボンゴでのマスクとティナのダンスシーンです。
ヒロインのティナ役は、なんとこれが映画デビュー作となるキャメロン・ディアス。今では押しも押されもせぬ大スターのふたりが、ノリノリの曲に合わせて若々しく激しく躍りまくる姿は必見です。
さらにSFXを駆使した演出も見応え抜群。ダンスのあと、ギャングがマスクに向けて銃を撃ちまくるシーンがあるんですが、見事に当たらないんですね。そして、当たったと見せかけてからの彼の演技のクドいこと!クドいこと!(笑)僕の大好きなシーンです。

1994年に公開された30年近く前の作品ですが、多少の古臭さはあれど、SFXを駆使した映像には目を見張るものがあります。「スタンリー・ザ・マスク」の動きの要である躍動感は、SFXなくしては実現できなかったでしょう。目が飛び出すという漫画的表現をSFXでやったのは後にも先にもこの作品だけじゃないでしょうか(笑)?アカデミー視覚効果賞ノミネートの実力は侮れません!

▼こがけんの、さらなる注目“深読み”ポイント

それにしても、仮面を付けた「スタンリー・ザ・マスク」の無敵っぷりときたら。圧倒的な力で悪い奴らを撃退する姿は観ていて爽快です。しかし、この仮面には恐ろしい側面もあります。つけた人の本性を過剰に引き出してしまい、その人の中の隠された欲望まで解放されてしまうのです。
そもそも人間は倫理観や道徳観があり、他人の目を気にする社会的な生き物です。欲望を全開放なんて、なかなかできないことですよね。それなのに、この仮面はつけるだけでいとも簡単にそれをかなえてしまいます。けれどそんなことを繰り返していたら、そのうち元の自分に戻れなくなってしまいそうで怖くないですか?

実は本作の原作漫画『マスク』は、よりサイコ味が強く、やることも過激な恐怖のダークヒーローもので、本作も当初はホラー映画を予定されていました。それを監督のチャック・ラッセルがひっくり返して、コメディー映画へと大きく舵を切った背景があるんですね。
コメディー映画になったとはいえ、根底に「この仮面とどう付き合っていくべきか」という根源的な恐れがあるからこそ、本作の魅力は今もおとろえないのかもしれません。

このマスクは「ロキ」のマスクと呼ばれていますが、この「ロキ」は北欧神話に神様として出てくる「ロキ」のことなんですね。「ロキ」はトリック・スターと呼ばれる様に、イタズラの神で、あのマーベルシリーズに出てくるキャラクターの“ロキ”として馴染みがある人も多いんじゃないでしょうか?こうやって、同じモチーフのものが作品をまたいで出てくるのも映画の面白さのひとつですよね。

僕としては、スタンリーが飼っているかわいい愛犬マイロに助演男優賞を与えたい作品です。その理由はぜひ本編でお確かめください。

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