何をするにも一緒だったベストフレンドの猫を亡くしたオス猫が、遺骨を納めた骨壺に愛おしそうに顔を擦り付ける動画が拡散し、人々の涙を誘っている。ニュージーランドから届いた切ないニュースを『Good Morning America』などが伝えた。
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ニュージーランド北島タウランガに住むリサ・グールドさん(Lisa Gould)は最近、飼っていたオス猫の“トビー(Toby)”を交通事故で亡くした。
「トビーは車に撥ねられてしまって。私たちは亡骸を火葬し、遺灰を骨壺に入れて自宅に持ち帰ったの」と当時のことを振り返るリサさん。帰宅すると、トビーの“ベストフレンド”だったというオス猫“ミンゴ(Mingo)”の前に骨壺を置いてしばらく様子をうかがったという。
当時の様子はカメラが捉えており、ミンゴは前足で骨壺を引き寄せ、愛おしそうに顔を擦り付ける姿が見て取れる。ミンゴはまるでそれがトビーだと悟ったかのようで、ミンゴの背中を撫でる男性も思わず「おお〜」と声を出している。
なおリサさんは「それまでトビーとミンゴが長く離れたことはなくてね。2匹は遊ぶのも、体を洗うのも一緒、いつも寄り添って寝ていたのよ」と述べており、この動画には「心が引き裂かれそう」「悲しい光景」「涙が止まらない」「愛を感じる」といった感想が寄せられた。
動画の反響を受けリサさんは「あの光景は飾ることなどない、本当にリアルな瞬間だったわ」と改めて振り返り、「トビーの事故以来、ミンゴはとても悲しそうなの。それに今でもトビーのことを探し続けているのよ」と明かしている。
ちなみに2020年には中国で、
1頭の野良犬が仲間が事故に遭った現場を離れずにいる姿が撮影されてSNSでシェアされた。その犬は道路上で潰されてペシャンコになった“何か”の臭いを嗅ぎ、ゴロゴロと体を擦り付けていたという。
画像は『Good Morning America 2022年9月17日付Facebook「Cat cuddles box with his buddy’s ashes」(Lisa Gould via Storyful)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)