ブレントフォードに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーが、代表初招集の喜びを語った。20日にイギリスメディア『BBC』がコメントを伝えた。
現在26歳のトニーは、2019−20シーズンまで3部のピーターバラ・Uでプレー。同クラブで得点を量産して2020年夏に当時2部のブレントフォードへ移籍すると、2020−21シーズンのチャンピオンシップで得点王に輝き、同クラブを史上初のプレミアリーグ昇格に導いた。世界最高峰のリーグでもネットを揺らし続け、今季は開幕から7試合で5ゴールを記録。活躍が認められ、9月のUEFAネーションズリーグ(UNL)でイングランド代表に初選出された。
世代別代表も未経験のトニーは、「(A代表招集を)疑ったことは一度もない。自分自身に全幅の信頼を置いてきた」とコメント。「(海外遠征の)飛行機に乗れるというのは、僕にとって大きなチャンスなんだ。1試合1試合やっていくしかないけどね。短い時間でもチャンスが与えられることを願っているよ」と、意気込みを示した。
また、トニーは初選出の連絡をブレントフォードのトーマス・フランク監督から受けたことも明らかにした。
「トレーニングに向かう車の中で、ブレントフォードの監督から電話があったんだ。僕は少し遅れていたから、彼が僕の時間管理について電話してきたんだと思った。彼はただ、「君がイングランド代表に選ばれたと伝えることができて光栄だ」と言った。咄嗟に言葉が出てこなかったのは人生で初めてだったね」
「『ワオ。イングランドのフル代表でプレーできるんだ』と思いながら、車でトレーニングに向かった。家族のグループチャットでみんなにビデオ通話をして、ニュースを知らせたんだけど、みんな20分くらい叫び続けていたよ。父さんは所構わずクラクションを鳴らしていたね」
イングランド代表はFIFAワールドカップカタール2022前最後の代表ウィークとなる9月に、2試合を予定している。23日にイタリア代表、26日にドイツ代表と対戦する。