突然、頭が真っ白に! 焦ったときの対処方法

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2022年09月26日 11:11  ノーツマルシェ

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ノーツマルシェ

予期せぬ出来事や突然のトラブル、絶対失敗が許されない状況で、突然、頭が真っ白になることがあります。そのようなとき、なんとかしなければと焦れば焦るほど、言葉が出てこなかったり空回りしたりという負の連鎖に陥いることがありますね。


今回は、「焦りやすい人の特徴」と「焦ったときの対処法」を心理カウンセラーがお伝えします。


 


頭が真っ白になるのはなぜ?

過度な不安や恐怖に見舞われたり、他者からものすごいプレシャーをかけられたりして、自分自身を究極まで追い込んでしまうと、脳がフリーズします。つまり人間は、過度なストレスがかかると思考停止状態になります。これは、闘争・逃走反応といって、危機的状態から生き延びるため備わった(闘うか逃げるかの)人間の生理反応です。このような状態になると、交感神経が優位になます。呼吸が浅くなり心拍数の増加が見られます。また血圧の上昇、発汗、瞳孔の拡大などの身体反応が出てきます。また闘うことも逃げることも不可能な状態になれば、恐怖で圧倒されないよう自分を守るため、凍り付いた状態に陥ることもあります。これらは人間に備わった、誰にでも起こる生理反応なのです。この反応は本来、生命の危機的状況に対して現れる反応でした。しかし現代において、そこまで危機的状況ではないにも関わらず、焦りやすい人は敏感に反応しフリーズ状態になります。


 


焦りやすい人は緊張しやすい

人前で話すときや、仕事のプレゼンがあるとき、前日には夜も眠れないくらい緊張する人がいます。このように緊張しやすい人は、もともと心配性で繊細な気質を持っています。そして、他者の視線を必要以上に意識しすぎるところがあります。しかし実は他者を意識しているのではなく、意識の中心は自分にあるのです。どう見られたか、どう思われたかが気になって、それに伴って現れる身体反応、たとえばドキドキするとかじわっと汗が出てくるなど、身体的にも敏感に反応し、自分を追い込みながら緊張を深めてしまいます。


 


焦りやすい人は失敗を怖れる

焦りやすい人は完璧主義の人に多く、頑固なところがあります。この頑固というのは、柔軟に物事を考えることが苦手であり、「〜べき」「こうなるはず」という信念が強いのです。特に「失敗したらもうおしまいだ」のように0−100の思考になっています。失敗すると、まわりの人からの評価や信頼を失うと思い込んでいます。失敗する自分や失敗自体を許せない人もいます。また失敗する自分にコンプレックスを持っていて、必要以上に失敗や焦っている自分を隠そうとします。


 


焦りやすい人は怒られるのが恐怖

幼少期にトラウマ的な体験があったり、理不尽に相手の機嫌で怒られることが多かった人は、他者の怒りに敏感になっています。人格否定されたことも多く、怒らせないように相手の顔色を機敏に伺い、相手の期待に過剰に応えようとします。そして相手の怒りに対し、自分は無力だと無意識に学んでいるのです。焦りやすくなっているのは、いつ怒られるかビクビクしている状態が続いているためです。また、サバサバした言い方や注意されたこと、地声の大きい人との会話も「怒っている」と感じ、焦りのスイッチが入ります。


 


焦ったときの対処方法

すでに焦っている状態では、意識して考えようとしても無理があります。この状態は脳がフリーズしているので、身体の感覚から対処していきましょう。呼吸が浅くなっているので、ゆっくりした呼吸をわざとしていきます。そのときあまり心音や汗には囚われないようにします。身体の感覚を戻したいので、手をグーパーしてみる、肩や首をもんだり叩いたりする、身体のどこかを軽くトントン叩いてみるなど、自分に合った方法でやって下さい。時間的な余裕があれば、場所を移動するために動くとか、自分の好きな匂いを嗅ぐこともおすすめです。また自分が落ち着く言葉を頭の中で繰り返す方法もあります。自分流にカスタマイズした、焦ったときの「回復スイッチ」を作っておきましょう。


また、焦りやすい人がやりがちなのが、事前の準備のしすぎです。ある程度の準備は焦らないために必要なものですが、心配性で完璧主義なところが強く出ると、やればやるほど不安材料が見つかるものです。ここまでという自分のルールを作っておくとよいでしょう。


さらに、焦りやすい人は理想の自分と現実の自分とのギャップが大きく、等身大の自分を受け入れられないところがあります。理想の自分は当面そのままでもいいので、とりあえず現実の自分の少し先を目標にして、今の自分から始めるようにすると、他者の目も気にしすぎることがなくなります。焦ったときは、「速く」なんとかするのではなく、また「止まる」のでもなく、「ペースを落として半歩前に進む」イメージを持って下さい。


[執筆:上土井 好子(公認心理師・心理カウンセラー)]


※画像:mits/ PIXTA(画像はイメージです)


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