元イングランド代表MFファビアン・デルフが27日、自身の公式Instagram(fabian_delph)で現役引退を発表した。
現在32歳のデルフはリーズの下部組織出身。同クラブのトップチームでプロキャリアをスタートさせると、2009年にはアストン・ヴィラに移籍。在籍した6シーズンで公式戦通算134試合に出場し8ゴール8アシストを記録するなど主力として活躍した。
2015年夏にはマンチェスター・Cに完全移籍で加入。本職とする中盤だけでなく、左右のサイドバック(SB)をそつなくこなすなど高いユーテリティ性を発揮し、公式戦通算89試合に出場。2度のプレミアリーグ制覇やFAカップ制覇など合計7つのタイトル獲得に貢献した。
2019年夏にはエヴァートンに移籍。しかし、同クラブでは度重なる負傷に苦しみ、在籍した3シーズンで公式戦の出場はわずか41試合にとどまった。
なお、2014年にデビューを飾ったイングランド代表では、公式戦通算20試合に出場。FIFAワールドカップロシア2018では本大会に臨むメンバーに選出され、4試合に出場した。
今年7月のエヴァートン退団後は無所属の状態が続いていたデルフは、27日にインスタグラムで現役引退を発表。自身のキャリアに関わった人々への感謝を次のように綴っている。
「この美しいゲームが与えてくれたものに対する幸せと感謝の気持ちだけを持って、今日、私は引退を発表する。家族や友人、これまで在籍した素晴らしいクラブで共に戦った選手やスタッフに対し感謝を伝えたい。そして、幸運にも私はそうしたクラブの代表としてプレーするだけでなく、ファンからのサポートを受けることが出来た。それに対しても深く感謝しているよ」
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