“元巨人”の選手は昨年に続き活躍! NPBの「元助っ人」たちが今季もMLBで躍動

8

2022年09月28日 18:00  AERA dot.

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AERA dot.

阪神時代のスアレス(写真提供・阪神タイガース)
労使交渉による開幕の遅れがあったものの、あっという間に終了間近となったメジャーリーグのレギュラーシーズン。日本人選手では大谷翔平(エンゼルス)が2年連続となるMVP争いを続け、ダルビッシュ有(パドレス)は自己最多タイの16勝を挙げるなど見せ場を作っているが、近年メジャーリーグで目立つのが、かつて日本のプロ野球でプレーした“元助っ人”たちの奮闘だ。


【写真】今季コスパ抜群だった助っ人がこちら
 今年も彼らが存在感を見せているが、今季は誰がどのような成績を残しているのか確認してみたい。(※文中の成績は全て現地9月26日終了時点)


 打者では昨シーズン、元DeNAのユリエスキ・グリエル一塁手(アストロズ)が首位打者となったことが日本でも話題となったが、今季はここまで139試合に出場して打率.238(521打数124安打)、8本塁打、50打点、8盗塁と寂しい数字となっている。


 そんな中、今年最も活躍している野手は元巨人のアドリス・ガルシア外野手(レンジャーズ)だろう。昨シーズンも一時期は大谷とホームラン王争いを演じるなど素晴らしい成績を残したが、今年も継続してチームの主力として躍動。146試合に出場して打率.251(569打数143安打)、25本塁打、96打点、25盗塁の好成績をマークしている。


 また、総合的な守備力を表すUZR(FanGraphsを参照)という指標でも外野手全体で13位と守備面でも貢献。巨人ではわずか4試合の出場で7打数無安打とまったく貢献できなかったものの、メジャーでは立派な戦力としての地位を確立した感がある。まだ年齢も29歳とさらなる成長も見込めるだけに、今後どのような活躍を見せてくれるか楽しみでもある。


 ガルシア以外では出場試合数は少ないものの、元オリックスのジョーイ・メネセス(ナショナルズ)が結果を残している。日本での2019年は29試合の出場で打率はギリギリ2割台だったが、今シーズンは8月にメジャーに昇格すると、47試合に出場して打率.326(190打数62安打)、12本塁打、29打点、1盗塁と素晴らしい数字を記録している。ガルシア同様、日本では苦しんだがメジャーで成功を掴もうとしている。



 先発投手では2018年に18勝を挙げて最多勝を獲得した元巨人のマイルズ・マイコラス(カージナルス)が31試合に先発して11勝13敗、防御率3.35とまずまずの成績をマークしているが、元助っ人で活躍が目立つのはリリーフ投手たちだ。


 今季最も調子のよい投手の1人が2020年にソフトバンクに在籍したマット・ムーア(レンジャーズ)。メジャーに復帰した昨シーズンはフィリーズでプレーし、24試合の登板(うち先発が13試合)で2勝4敗、防御率6.29と苦しんだものの、今年は新天地で救援投手として安定した投球を見せている。


 ここまでチーム2位の58試合に登板して5勝2敗、防御率2.09。69イニングを投げて、77奪三振を記録している。レイズ時代の2013年には17勝を挙げるなどエース級の活躍をしていたが、その後は徐々に成績が低下。日本でのキャリアを経て、見事な復活を果たした。


 また、元日本ハムのアンソニー・バスはムーア以上の安定感を披露。マーリンズとブルージェイズの2チーム合計で69試合に登板して22ホールド、防御率1.51という好成績を残している。同じく元日本ハムのクリス・マーティンも開幕時に在籍していたカブスでは34試合の登板で防御率4.31と際立った数字は残せていなかったが、トレード期限前の7月30日にドジャースへトレードされると安定感がアップ。移籍後は22試合の登板で防御率1.64とブルペンを支えている。所属するドジャースは既にナ・リーグ西地区の優勝を確定させ、10年連続となるプレーオフ進出を決めており、ポストシーズンの大事な場面でも元助っ人の投球が見られるかもしれない。


 ドジャースと同じナ・リーグ西地区では昨年まで阪神でプレーしたロベルト・スアレス(パドレス)が41試合に登板して、5勝1敗10ホールド、防御率2.49とプレーオフ進出を狙うチームの中で欠かせない存在になっている。阪神時代に2年連続のセーブ王となった時のような圧倒的な成績ではないが、日本でリリーフとして活躍した投手はメジャーでもしっかり結果を残せることを証明している。



 同じく今季からパドレスに加入したニック・マルティネス(元日本ハム、ソフトバンク)はシーズン途中に先発からリリーフへと配置転換されたが、8月には12試合の登板で防御率1.13を記録するなど、ここまで4勝4敗6ホールド8セーブ、防御率3.43。スアレスとともにチームのリリーフ陣を支える存在となっている。


 やはり、こうしてみると目立つのはリリーフ投手たちの活躍だ。阪神ではスアレス以外にも、近年セットアッパーやクローザーを務めた呉昇桓、ラファエル・ドリス、ピアース・ジョンソンが日本で結果を残した後にメジャーでも一定の働きを見せている。今後もNPBで結果を残したリリーフ投手の“メジャー行き”の流れは続きそうで、元助っ人たちが躍動する姿を見ることができそうだ。


このニュースに関するつぶやき

  • スアレスは まずまずな成績か 帰って来ないな
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(2件)

ニュース設定