ヤクルト・市川がプロ初先発で5回1失点 高津監督「もっともっと抑える引き出しは増えていくと思う」

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2022年09月28日 22:06  ベースボールキング

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ヤクルト・市川悠太
◆ プロ初安打の赤羽は引退発表の大先輩に感謝

 ヤクルトは28日、神宮球場で阪神と対戦して1−2で敗れた。

 この日先発のマウンドに上がったのは4年目の市川悠太。プロ初先発で初回に中野拓夢に2試合連続となる先頭打者本塁打を浴びてしまうが、それ以降は走者を出すものの無得点に抑え、5回4安打1失点。試合をつくった。
 
 市川は降板後「初先発でしたがそこまで緊張せず落ち着いてマウンドにあがれました。球数は多くかかってしまいましたが、二軍でやってきたことは出せたかなと思います」と振り返った。

 高津臣吾監督は市川について「悪くはなかったと思います。配球とかコツをおぼえたら、もっともっと抑える引き出しは増えていくと思う」と評価した。


 打線は、阪神先発の伊藤将司から4回に「1番・中堅」でプロ初先発した赤羽由紘が右前へプロ初安打をマーク。赤羽は2回二死二・三塁の場面で中野のヒット性の打球をダイビングキャッチするなど、この日は好守で活躍を見せた。

 赤羽は試合後「2年間でしたが本当に内川さんにお世話になったので少しでもいいところを見せたかった。1本打てて良かったです」とコメントし、この日NPB引退を発表した内川聖一への感謝の思いを述べた。

 高津監督は赤羽について「育成からチャンスをつかんで、こうして一軍の舞台でヒットを打ったわけですから、そのチャンスをどんどん生かしていってほしいと思います。まだスタートラインに立ったばかりですけど、今後また楽しみだと思います」と、さらなる活躍に期待を寄せた。


 試合は、6回に先頭の代打・松本友が左前への安打で出塁。赤羽が犠打を成功させて一死二塁となり、山崎晃大朗はニゴロに倒れたが、二死三塁で途中出場で3番に入っていた奥村展征が投手への内野安打で1−1の同点に追いついた。

 しかし、8回に登板した清水昇が、二死二塁のピンチで原口文仁にレフトへの適時打を浴びて1−2と勝ち越しを許してしまい、そのまま敗戦。2連敗となった。

 リーグ優勝を決めたあとの2試合は、未来を担う若手の躍動も目立った。4番の村上宗隆はこの日もノーアーチに終わったが、残り4試合で記録更新に期待がかかる。 

取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)

このニュースに関するつぶやき

  • この時期だからこそのお試し起用が続いていますね。それ自体は良いのだけど、間隔が空きすぎる先発投手が心配。当然考えているでしょうけど。
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