アーセナルなどでプレーした元フランス代表DFウィリアム・ギャラス氏が、古巣のCB陣について語ったようだ。28日、イギリス紙『イブニングスタンダード』が報じている。
ギャラス氏は今季アーセナルで定位置を掴んだフランス代表DFウィリアム・サリバについて言及。「サリバのプレーを見て、若きリオ(・ファーディナンド/元マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DF)と似ていると思う」と称賛したうえで、以下のように続けた。
「しかし、(ファーディナンドと)同じ問題を抱えている。隣には学びとなる選手はいるのか? サリバはまだ若く、この年齢(21歳)では学ぶ必要があり、隣には適切な選手がいなければならない。だから、CBでプレーする時には、学びとなる経験豊富な選手が必要だと言うよ」
「現時点では、サリバに(手本となれる選手が)誰もいない。経験豊富な選手について話す時、私はトップクラスのDFについて話す。だから、自分は彼のことを少し心配している。彼がさらに上のステージに行きたいなら、トップクラスのDFが隣に必要だ。ジョン・テリー(元チェルシー/イングランド代表DF)の隣は? マルセル・デサイー(元チェルシーなど/フランス代表)」
「リオ・ファーディナンド? 彼はヴィディッチ(元マンチェスター・Uなど/セルビア代表DF)の隣にいた。でもその前、誰が隣にいたのかは分からない。ここまでに挙げた選手たちは、誰かから学んだ。ネスタ(元ミラン/イタリア代表DF)。彼はマルディーニ(同)の隣にいた」
「だから、DFが次のステップに進むには、それが必要だ。サリバが25〜26歳になった時にはDFラインを率いる番になり、彼から学ぶ若い選手たちと共にプレーするようになるだろう。例えばフォファナ(チェルシー/U−21フランス代表DF)は、チアゴ・シウバ(同クラブ/ブラジル代表DF)から学ぶ絶好の機会を持っている」
同郷サリバを称賛しつつ、ネクストステップへの期待を語ったギャラス氏。コンビを組む相手は、この発言をどう受け止める?