『ゴルゴ13』作者・さいとう・たかをさん、お別れ会で里中満智子氏が追悼「漫画界全体を考えている方でした」

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2022年09月29日 11:45  ORICON NEWS

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「漫画界全体を考えている方でした」とさいとうさんを称えた里中満智子(C)ORICON NewS inc.
昨年9月24日にすい臓がんのため84歳で亡くなった、『ゴルゴ13』などで知られる漫画家さいとう・たかをさんのお別れ会が29日、東京・帝国ホテルで行われた。漫画家仲間や関係者、約320人が参列し、取材会では親交があった里中満智子氏(『アリエスの乙女たち』)らが、さいとうさんへの思いを語った。

【写真】参列者に配られたゴルゴ13の色紙

 里中氏は「小学校のころから、さいとう先生の作品に親しんでいました。今までの少年漫画とはかっこよさを感じていました」とし「お話いただけるようになってからも、非常に話しやすい大先輩でした」とさいとうさんとの日々を回想。「本当に残念です」と心情を吐露しながらも、さいとうさんが生前に取り組んでいた「それぞれが専門分野を自分の責任で進める映画のような」分業体制での制作手法に触れ「漫画界全体を考えている方でした」と、その功績を称えた。

 続けて「私は、誰かの悪口を言ったりとか怒ったりとかしたのは見たことないです。常にいろんな立場の人に配慮する人で大人だなと感じていました」とさいとうさんの懐の深さを振り返り、「優しくてなおかつ合理的に考える方でした」と語った。

 また、お気に入りのさいとうさんの作品に『太平記』を挙げ、「つかみどころがなくって、ただ読まなきゃいけないと思って読んだ『太平記』もさいとう先生の手にかかれば、こんなに面白い話だったのかと。まだ読まれてない方はぜひお読みください」と呼びかけた。

 お別れ会の会場入口には、さいとうさんの代表作『ゴルゴ13』の主人公・デューク東郷のパネルや等身大フィギュアが飾られ、お別れ会を見守っていた。参列者には、ゴルゴ13が描かれた色紙も配られたほか、さいとうさんの画業人生を振り返った資料やキャラクターのイラスト、コミックス約600冊、雑誌150冊が展示され、“ゴルゴ13づくし”のお別れ会となった。

 さいとうさんは1936年11月3日生まれ。和歌山県出身。55年、『空気男爵』で漫画家デビュー。68年「ビッグコミック」創刊号にて『探し屋はげ鷹登場!!』を連載。同年、同誌にて『ゴルゴ13』の連載を開始し、50年以上続く長期連載となり、同作で第21回小学館漫画賞、日本漫画家協会賞「大賞」、第50回小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞。2003年に紫綬褒章、10年に旭日小綬章を受章。18年には『ゴルゴ13』連載50年、20年には画業65年を迎えた。

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  • 漫画の世界にも表現の自由がある 女性の水着姿描いてもいい さいとう・たかを先生ご冥福お祈りします
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