『こち亀』作者、『ゴルゴ13』作者の一言に感激 コミックス巻数の多さは「仕事をしている証拠」

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2022年09月29日 12:23  ORICON NEWS

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さいとう・たかをさん(C)ORICON NewS inc.
昨年9月24日にすい臓がんのため84歳で亡くなった、『ゴルゴ13』などで知られる漫画家さいとう・たかをさんのお別れ会が29日、帝国ホテル(東京)で行われた。漫画家仲間や関係者、漫画好きで知られる麻生太郎・自民党副総裁など約320人が参列した。

【写真】眉毛の迫力!参列者に配られた「ゴルゴ13」の色紙

 お別れ会では親交があった漫画家・ちばてつや氏(代表作:『あしたのジョー』)、里中満智子氏(『アリエスの乙女たち』)、秋本治氏(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』)が弔辞を読み、さいとうさんへの思いを語った。

 秋本氏は、さいとうさんの劇画に憧れていたそうで「当時100ページくらい劇画を書いたのですが重い劇画で、その箸休めに『こち亀』を書きました。その『こち亀』を応募したら入賞してしまい、その年から連載され、編集部から『秋本くんのギャグ漫画うまいね〜』と言われたのですが、『ギャグではなく、ユーモアがある劇画です!』と主張していたのですが、編集部でやっかいな漫画家扱いになったので、後半は『ギャグ漫画です』と言うようになりました」と笑い話を披露。

 さらに、「ギャグ漫画家としてデビューしてしまったので、さいとう先生と接点がないと諦めていたのですが、どういうわけかコミックスの巻で並び、ご一緒することになりました」とし、「パーティーでお会いした時に『すみません。ゴルゴ13と並んでしまいました』とお伝えしたら、『巻数が多いことは仕事をしている証拠だからいいこと』と先生が笑って言ってくれました」とさいとうさんからの忘れられない一言を打ち明けた。

 しかし、その後『こち亀』が『ゴルゴ13』を巻数で抜き、数字に厳しいさいとうさんの人柄を知っていたため「ゴルフ場でお会いした時、コミックスの巻数は言わないようにして、なるべくお天気やクラブの話をして、話をそらしていました」と苦笑い。

 そして、『ゴルゴ13』と『こち亀』のコミックスが200巻で並び、作者対談が実現した際に、「先生は会うなり『200巻は通過点だよ』と話しておりました」と伝えた。

 お別れ会の会場入口には、さいとうさんの代表作『ゴルゴ13』の主人公・デューク東郷のパネルや等身大フィギュアが飾られ、お別れ会を見守っていた。参列者には、ゴルゴ13が描かれた色紙も配られたほか、さいとうさんの画業人生を振り返った資料やキャラクターのイラスト、コミックス約600冊、雑誌150冊が展示され、“ゴルゴ13づくし”のお別れ会となった。

 さいとうさんは1936年11月3日生まれ。和歌山県出身。55年、『空気男爵』で漫画家デビュー。68年「ビッグコミック」創刊号にて『探し屋はげ鷹登場!!』を連載。同年、同誌にて『ゴルゴ13』の連載を開始し、50年以上続く長期連載となり、同作で第21回小学館漫画賞、日本漫画家協会賞「大賞」、第50回小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞。2003年に紫綬褒章、10年に旭日小綬章を受章。18年には『ゴルゴ13』連載50年、20年には画業65年を迎えた。

このニュースに関するつぶやき

  • 日本は「漫画家」という職業をもっと評価しようぜ。これだけ世界的人気のコンテンツなのにその礎を作った人達の評価が低いと思う。
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