北陸 週末は秋晴れ 立山黒部アルペンルート 室堂平で色づき進む 短い秋は駆け足で

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2022年09月29日 16:04  日本気象協会

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日本気象協会

北陸 週末は秋晴れ 立山黒部アルペンルート 室堂平で色づき進む 短い秋は駆け足で

30日(金)から10月2日(日)にかけての北陸地方は、各地で秋晴れとなりお天気に恵まれるでしょう。思う存分お過ごし下さい。



●30日(金)と10月最初の1日(土)・2日(日) うれしい秋晴れ予想


北陸地方は、30日(金)から10月2日(日)にかけて高気圧に覆われる見込みです。朝晩は多少雲が多めですが、日中を中心に晴れて青空が広がるでしょう。最高気温は各地で25度以上の夏日となり平年より高い予想ですが、乾いた空気に覆われて、からっとした暑さとなる見込みです。ただ、日没後は気温が低下して、日中との気温差が10度以上と大きくなる所がありそうです。寒暖差で体調を崩さないようにして下さい。


●「立山黒部アルペンルート」の紅葉 室堂平で色づきなかば 短い秋は駆け足で


アルペンルート全体の紅葉は例年よりやや遅くなっています。そうした中、標高2450メートル付近の室堂平では、赤の主役ナナカマドが鮮やかに染まり色づきなかばとなっています。更に、大観峰周辺のタンボ平でも、色づきが始まっているようです。これからの時期は一雨(雪)毎に大陸から寒気が流れ込み、立山の短い秋は駆け足で進むでしょう。タイミングが合えば雪と紅葉と青空のコラボレーションを楽しめる日もありそうです。立山黒部アルペンルートは、各種交通手段を利用して標高3000メートル級の山岳地帯に気軽に行くことが出来ます。ただ、ひとたび乗り物の外に出れば、そこは中部山岳の大自然の真っ只中。平野部と同じ感覚でうっかり軽装で現地入りすることのないよう十分注意して下さい。この時期は、最高気温が10度に届かない日が次第に多くなり、降雪となる日も出てきます。日差しがほとんど無い中、万一雨に濡れた身体に冷たい風が吹き付けると体温を一気に奪われて低体温症のリスクが急激に高まります。防寒や防水対策、登山に適した靴を用意するなど十分な装備をして下さい。濡れた岩場は滑りやすくなります。また今シーズンは、浮石を踏む、木の根っこに足をひっかけて転倒や転落する等の事故が相次いで発生しています。十分お気を付け下さい。立山黒部アルペンルートの詳細情報は、▼ 立山黒部アルペンルートオフィシャルガイド(外部リンク)https://www.alpen-route.com/index.phpを参照願います。


●「雲海」が見られるチャンスも


高気圧が日本海やオホーツク海方面に中心をもつ気圧配置の場合、雲海が出やすいようです。このような場合、上空1000メートル付近よりも下層には海上から湿った空気が流れ込みやすくなります。一方、山頂の3000メートル付近に乾いた空気が流れ込んで、晴れて風が穏やかな場合に、雲海が見られるチャンス到来となります。


●「立山の初冠雪」 平年日は10月12日


初冠雪とは、「夏が終わった後、山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えること」をいいます。北陸地方では「立山」を富山地方気象台、「白山」を金沢地方気象台が観測していますが、初冠雪の日と山頂付近の初雪の日は、必ずしも同じ日にはなりません。山頂付近で「降水があること」「降雪となる寒気が流れ込むこと」「降雪が積雪となること」「山頂で積雪が解ける前に天気が回復し麓の気象台から観測出来ること」などいくつかのハードルがクリアされて初めて初冠雪の日となります。初冠雪の日とその冬の降雪量には何か関係があるでしょうか?グラフの緑色の丸印は初冠雪の日で、緑色の実線は約70年間の変化の傾向を示しています。一方、青色の棒グラフは冬(12〜翌2月)の富山の降雪量を表しています。1953年から2021年までの約70年間では初冠雪の日は数日程遅くなっているようですが、長期的な傾向は分かりません。過去最も早い1981年度の初冠雪の日は9/14で冬の降雪量は272センチ、最も遅い1977年度は11/9で降雪量は322センチ。両者を比較すると初冠雪の日が約2か月近くも遅い1977年度の方が冬の降雪量が多くなっています。2000年以降の近年で最も早い2008年度は、初冠雪の日が9/27で降雪量はわずか117センチ、昨年2021年度は初冠雪の日が10/21で降雪量は372センチにも達し、初冠雪の日とその冬の降雪量の多寡に相関はなさそうです。


●週明けの10月4日(火)〜5日(水)の雨を境に季節は進み気温は急降下


10月4日(火)頃は前線が本州付近を通過する見込みです。その後は、一時的に冬型のような気圧配置となり、大陸方面からは寒気が流れ込むでしょう。現時点での予想では5日(水)や6日(木)は最高気温が20度に届かない所が多く、平年よりかなり低くなりそうです。季節が一気に進みますので体調管理には十分お気を付け下さい。このタイミングで立山では降雪となり、前述の各種条件をクリアすると初冠雪の発表があるかもしれません。


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