ナポリのイタリア代表DFジョバンニ・ディ・ロレンツォが、セリエA開幕から好スタートを切ったチームに言及した。28日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。
ルチアーノ・スパレッティ政権2年目を迎えた今シーズン、セリエA開幕節でエラス・ヴェローナと対戦したナポリは5−2で勝利した。ここから同クラブの快進撃が始まると、7日に行われたチャンピオンズリーグでリヴァプールを4−1で撃破。さらに18日、第7節でミランとの“首位決戦”にも勝利し、同節終了時点で5勝2分の首位に立つ。1989−90シーズン以来となるスクデット戴冠に向けて順調な滑り出しとなっている。
“セリエA王者”ミランとの首位決戦を制して、最高の形で9月の代表ウィークへと突入したナポリ。第7節終了時点で首位に立っていることについて、ディ・ロレンツォは「(シーズン前に)このチームではチャンピオンズリーグを戦うことができない、と多くの人々が口を揃えていた。それが今、彼らは、ナポリがスクデット候補だとさえ言っている」と下馬評を覆したことに触れつつ、「周囲の騒音は気にしない。まだ何もしていないけど、熱意は持っている」とスクデット戴冠に向けてチームのモチベーションが高いことを明かした。
また、ディ・ロレンツォは「一緒にハードワークし、すべての瞬間を共有できる素晴らしいチームだ。強力な若手選手も加入し、素晴らしい形でシーズンをスタートすることができたから、この状態を続けていかなければならない」と言及。続けて「3日おきに試合があるからこそ、チーム全員の貢献が必要であることも念頭に置いているよ」と過密日程を乗り切るために、全員の力が必要であることを強調した。
10月1日に行われるセリエA第8節でトリノと対戦するナポリ。『スタディオ・サン・パオロ(本拠地)』で迎える一戦について、ディ・ロレンツォは「素早くボールを動かしていこう。僕たちはあらゆる面でガイド役のスパレッティに頼っている。彼は選手全員にとって非常に重要な存在なんだ」と指揮官への信頼を口にしている。