「カラスにつつかれ頭に穴が!?」哀愁漂うしょぼくれ顔の子猫、ボランティアの連携が救う

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2022年09月30日 07:30  ORICON NEWS

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頭に穴の開いたしょぼくれ顔の子猫(写真:ねこけんブログより)
以前、なんともいえない“しょぼくれ顔”がTwitterでバズった、「しょぼぼ」という猫がいた。「しょぼぼ」はNPO法人『ねこけん』出身の元保護猫だが、またしても同じようにしょぼくれた猫が『ねこけん』ブログに登場した。しかも、なんと頭に穴の開いた子猫。遠く愛媛で救われたこの子猫の顛末を、代表理事・溝上奈緒子氏に聞いた。

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■愛媛で保護された乳飲み子の頭には穴が…、先輩猫「しょぼぼ」似のどん臭さ

 『ねこけん』には猫にまつわる様々な相談や通報が舞い込むが、ある日曜日に入った連絡は、乳飲み子(猫)を保護したという人からだった。その人は数日前から子猫の鳴き声を聞いており、ついに庭にいるところを発見。放置することはできずに保護したものの、日中は仕事でミルクをあげることも、仕事場に連れて行くこともできない。どうにも困ってしまい、『ねこけん』に相談のメールを送ったそうだ。

 乳飲み子の場合、早く対応しないと命の危険がある。だが、相談者がいるのは『ねこけん』のある東京から遠く離れた愛媛県・松山市だという。さすがに遠すぎて、ボランティアメンバーが直接保護に向かうのは難しかった。

 だが、そんな状況を助けてくれたのが、愛媛のNPO法人『愛Cat』(正式表記は愛とCatの間にハートマーク)。溝上代表からの相談なら「すぐ動く」と快諾してくれ、すぐに相談者の元へ保護に向かってくれたそうだ。

 「『愛Cat』さんは、以前うちの医療チームが愛媛に出張し、野良猫の不妊・去勢手術を行った際に知り合いました。愛媛は猫の殺処分数が多く、それをなんとかしたいと出張手術に行ったんですね。『愛Cat』さんとは今も、助け合って活動しています」

 こうして無事に保護された子猫だったが、送られてきた写真を見た『ねこけん』メンバーはびっくり。そこには、かつて『ねこけん』で暮らしていた猫「しょぼぼ」に負けずとも劣らない、なんともしょぼくれた風貌の子猫がいた。「しょぼぼ」は現在では新たな家族と共に暮らしており、飼い主の愛あふれるツイートがバズったことでも話題になった猫だ。

 しかも、驚いたのはそのしょぼくれ具合だけではない。なんと、頭には小さな穴が開いている。どうもカラスにつつかれてしまったようで、しょぼくれ顔も相まって、なんとも哀愁漂う子猫だった。

 「子猫がカラスにつつかれることって、よくあるんです。でも穴は小さいですし、すぐに治ると思います。なんだか、そんなどん臭いところも『しょぼぼ』に似てますね(笑)」

 母猫とはぐれてしまったのか、庭に迷い込んだ痩せた子猫、穴あき…。だが、幸運にも相談者に保護され、『ねこけん』、そして『愛Cat』の協力のもと、無事に救われることができた。今では愛媛でぐびぐびとミルクを飲み、元気に成長中だというこの子猫。『ねこけん』ブログでは「しょぼぼ2号」と呼ばれていたが、『愛Cat』でつけられた仮名は「こむぎ」ちゃんだそうだ。

 「こうしたボランティア同士の横の連携は、すごく大事だと思います。『ねこけん』のボランティアメンバーもそれぞれ仕事を持ち、家にはたくさんの保護猫を抱えているため、遠方まで保護に向かうのは難しくて。とはいえ、相談が寄せられるならば、なんとかして救いたい。そうしたときに、今回のような繋がりが必要になります。また、もし保護が必要な猫を見つけたら、まずは地元の保護団体などに相談することも考えていただけたらと思います」

 前述のとおり、猫の殺処分が多いという愛媛。その一因には、不妊・去勢手術の値段の高さがあるという。手術をしなければ、外で生きる猫はどんどん増えてしまう。「こむぎ」ちゃんもまた、そうして生まれた猫かもしれないし、一歩間違えば殺処分の憂き目に遭っていたかもしれない。今回は幸運だったが、悲しい運命をたどる猫が少なくないことは確かだ。

 「『ねこけん』と『愛Cat』がコラボし、クラウドファンディングを活用して愛媛にクリニックを開こうとしています。殺処分が多いという状況を少しでも改善し、猫たちを救いたいと思います」

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