ニューカッスルは30日、セントラルコースト・マリナーズからオーストラリア代表FWガラン・クオルが完全移籍加入することで合意に達したと発表した。
同選手は来年1月の冬の移籍市場開幕とともにニューカッスルに加入する。なお、イギリスメディア『スカイスポーツ』は、加入後しばらくの間は他国のリーグへレンタル移籍する可能性が高いと伝えている。
現在18歳のクオルはエジプト出身で、難民としてオーストラリアへ移住。2021年7月にセントラルコースト・マリナーズのユースに加入すると、今年4月5日に行われたウェリントン・フェニックス戦で途中出場からトップチームデビューを飾り、同試合で初得点もマーク。2021−22シーズンは公式戦10試合に出場し4ゴール1アシストを記録した。
今夏のシーズンオフにはAリーグ・オールスターズの一員としてバルセロナと対戦。バルセロナのシャビ・エルナンデス監督からは「彼は本当によくやった。何度もチャンスを作り、もう少しでゴールというところまで行った。17歳(当時)なんて信じられない」と称賛を浴びていた。今月の代表ウィークではオーストラリア代表に初選出された。
ニューカッスル加入で合意に達したクオルは、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「信じられないことだよ。オーストラリアの少年はみんなプレミアリーグを見ているが、自分自身が実際のその高みに到達できるとは思っていない。その中の一人として今ここにいることは素晴らしいことだ。ニューカッスルと契約したからには、一生懸命トレーニングして、試合でも一生懸命プレーする。できればワールドカップに出場してここに戻ってきたいね」